仮設に1日限定、子ども食堂 熊本・御船町

 介護予防サービスなどに取り組む「くまもと健康支援研究所」(熊本市)は29日、熊本県御船町にある熊本地震の仮設住宅に1日限定の子ども食堂を開いた。入居する子どもや1人暮らしのお年寄りなどに親交を深めてもらおうと企画。乳幼児から90歳までの約40人が参加し、にぎやかな食卓に笑顔が広がった。

 春休みに、親が仕事でおらず、1人で昼食を取っている子どもがいることなどから実施。仮設住宅に移り住んで外出が減る傾向にある高齢者らにも参加を呼び掛けた。西日本新聞社と西日本新聞民生事業団が募った「子ども食堂支援金」を活用した。

 集会所に集まった参加者の中には、初めて顔を合わせた人たちも。自分たちで料理の材料を買い出しした後に、みんなで調理。煮込みハンバーグやポテトサラダなどを作って食事した。

 小学5年後藤汐音(しおん)さん(11)は「おいしい料理を作るこつを教えてもらった。多くの人と仲良くなれた」。1人暮らしの緒方睦成さん(62)は「普段は迷惑にならないように静かに過ごしている。子どもたちと楽しく過ごせてありがたかった」と話した。

 同研究所は今後も御船町の仮設住宅で交流会などを開催していく方針。

=2017/03/30付 西日本新聞朝刊=

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