[2015年]大分知事、広瀬氏4選 福岡は小川氏再選

支持者から花束を受け取る広瀬勝貞氏=12日午後8時21分、大分市
支持者から花束を受け取る広瀬勝貞氏=12日午後8時21分、大分市
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 第18回統一地方選は12日、福岡、大分両県を含む10道県知事選と九州7県を含む41道府県議選、5政令市長選と福岡、熊本など17政令市議選の投開票が行われた。主要政党が現職に相乗りした福岡県知事選は小川洋氏(65)が再選を果たした。「与野党対決」の構図となった大分と北海道の2知事選は、共に与党系が勝利し、大分では広瀬勝貞氏(72)が4選を決めた。知事選の当選者は全員現職。自民党は党本部や道県レベルで推薦した10知事選候補が全勝した。九州7県議選の投票率はいずれも過去最低を更新した。

 各党は、統一選を来夏の参院選をにらんだ組織強化の戦いと位置付けた。

 41道府県議選で自民は総定数の過半数を獲得した。過半数獲得は1991年統一選以来、24年ぶり。九州では、福岡、大分を除く5県で過半数の議席を占めた。「自民1強」を下支えする形となり、政府、与党は安倍晋三首相が掲げる地方創生や経済政策「アベノミクス」を推進する構え。

 共産は41道府県議選の全てで議席を獲得、議席がない都道府県議会を初めて解消した。

 民主は改選前の314議席に届かなかった。

   ◇    ◇

 ■福岡

 福岡県知事選は、無所属現職の小川洋氏(65)=自民、民主、維新、公明、社民推薦=が、無所属新人で弁護士の後藤富和氏(46)=共産支持=を破り、再選を果たした。

 小川氏は、4年間で新たに約8万7千人の雇用が生まれたことや、過去最高水準で推移している有効求人倍率などの「実績」をアピール。県農政連や連合福岡、経済団体の後押しも受け、後藤氏に大差をつけた。

 投票率は前回比2・67ポイント減の38・85%で過去最低。初めて40%を下回った。当日有権者数は408万4149人(県選管調べ)。

   ◇    ◇

 ■大分

 大分県知事選は、無所属現職の広瀬勝貞氏(72)=自民、公明推薦=が、民主党が実質支援した無所属新人の元大分市長、釘宮磐氏(67)ら新人4人を破り、4選を果たした。

 広瀬氏は3期12年の実績を強調し、自公両党に加え、民主系労組を含む約240団体の推薦を得て組織選挙を展開。自身は「県民党」を訴え、党派を超えて支持を集めた。釘宮氏は大票田の大分市での支持拡大を狙ったが及ばなかった。共産新人の山下魁氏(38)も届かなかった。投票率は57・82%。当日有権者数は96万507人(県選管調べ)。

■福岡県知事選(開票終了)

当 小川  洋 無現 1,260,405

  後藤 富和 無新   284,692

■大分県知事選(開票終了)

当 広瀬 勝貞 無現  342,583

  釘宮  磐 無新  178,277

  山下  魁 共新   26,214

  箕迫 高明 無新    2,091

  池崎 八生 無新    1,855

=2015/04/13付 西日本新聞朝刊=

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