[2015年]統一選、町村長選43%無投票 九州も7町、現職のみ

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 第18回統一地方選は21日、後半戦の122町村長選と373町村議選が全国で告示された。町村長選は43・4%にあたる53選挙が無投票となった。九州では23町村長選に計40人が立候補。うち7町はいずれも現職しか立候補せず、無投票当選が確定した。

 町村長選、町村議選は、19日に告示された市区長選、市区議選と同じ26日に投開票される。

 全国の町村長選の無投票当選率は前回から約5ポイント下がったものの、今回の統一選では、道府県議選の21・9%や市長選の30・3%を上回り、最も高くなった。

 九州の町村長選立候補者の内訳は現職17人、新人21人、元職2人。福岡県内の7町長選は午前中に届け出た計12人以外に新たな立候補はなく、広川、吉富の2町で無投票当選が確定した。広川は7回連続、吉富は2回連続の無風。この他、熊本3町、長崎、宮崎各1町で無投票となった。

 九州では16町村長選で計33人が選挙戦に突入し、福岡県の志免、新宮、芦屋の3町は、いずれも現職と新人の計2人が名乗りを上げ一騎打ちの構図。志免町は16年ぶりの選挙戦となった。昨年、現町長が町発注工事をめぐる加重収賄罪などで起訴された同県川崎町は、現職が出馬を見送り、元職と新人の計2人がぶつかり合う。前回まで9回連続無投票の宮崎県諸塚村は、現職の引退表明に伴い新人2人が届け出て、40年ぶりの論戦が始まった。

 九州の補選を除く53町村議選(総定数636)には計750人が立候補した。新旧別は現職506人、新人209人、元職35人。女性候補は66人(8・8%)。福岡県の大任町や鞍手町など9町村では定数と同数の届け出しかなく、計88人の新議員が決まった。

 全国の町村議選(総定数4269)では89町村の930人が無投票当選した。

 ◆九州の9町村議、無投票

 21日告示された九州の23町村長選と53町村議選(総定数636)のうち、7町長選と9町村議選が無投票となり、7人の新首長と計88人の新議員が決まった。町村議選の立候補者数は前回より34人少ない計750人にとどまり、無投票当選は前回2011年の5町村計63人から大幅に増加。総定数に占める無投票当選者の比率は13・8%と、前回から4・3ポイント上昇した。

 町村長選の無投票は、福岡県の広川町、吉富町▽長崎県東彼杵町▽熊本県の小国町、高森町、湯前町▽宮崎県川南町。前回の8町村からは1減し、無投票率は30・4%(前回比4・3ポイント減)だった。1987年を最後に選挙戦が行われていない広川町は7回連続、東彼杵町は3回連続、吉富町と湯前町は2回連続。

 町村議選で無投票となったのは、福岡県の鞍手町(定数13)、大任町(同11)▽佐賀県基山町(同13)▽熊本県水上村(同10)▽大分県姫島村(同8)▽宮崎県の西米良村(同8)、諸塚村(同8)▽鹿児島県の東串良町(同10)、三島村(同7)。西米良村は2回連続で、三島村は68年ぶり、鞍手町や基山町は12年ぶり。大任町は町制施行の1960年以来初の無風となった。

 全国の373町村議選(総定数4269)は、89町村の計930人が無投票当選。前回から37人増え、総定数に占める割合は21・8%で、03年の23・3%に次ぐ高さとなった。

 全国の立候補者数は町村長選が199人、町村議選は4832人でともに過去最少。

=2015/04/22付 西日本新聞朝刊=

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