九州各地、大雨続く 交通機関に乱れも

行方不明になった男性を捜索する警察官=22日午前11時前、福岡県久留米市上津町
行方不明になった男性を捜索する警察官=22日午前11時前、福岡県久留米市上津町
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 九州で猛威を振るう大雨は22日午前も降り続け、北部九州で土砂崩れが相次ぎ、福岡県久留米市で男性1人が行方不明になっている。各地で避難指示や避難勧告が出され、交通機関の乱れが通勤時間を直撃した。

 午前7時15分ごろ、久留米市上津町の農業男性(86)の家族から「朝5時ごろ田んぼの確認に行ったまま帰宅しない」と110番があった。久留米署によると、田んぼには男性のつえと傘があり、用水路に転落した可能性があるとみて警察と消防などで捜索している。

 福岡県内では、川崎町の町道で道路脇ののり面が約10メートルにわたって崩れた。糸島市と添田町の民家の裏山が崩れ、吉富町の町道が冠水する被害が出ている。

 20日の豪雨で6人の死者が出た熊本県では、22日に山鹿市や菊池市、和水町など新たに7市町村の計3万7千世帯9万3千人に避難指示や勧告が出た。

 同県南阿蘇村の立野地区では、21日未明の豪雨で国道57号がふさがれ、国土交通省熊本河川国道事務所によると、3カ所の土砂災害がある。同地区の男性(67)は「地震後も50人ほどが避難先と行き来しながら寝泊まりしていた」と話した。

 長崎市では、西泊町市道沿いの斜面(縦約10メートル、横約20メートル)が崩れ、道路向かいの工場に泥水が流れ込むなどして窓ガラスが割れた。同市内の国道499号沿いの崖も崩れ、片側が通行止めとなった。

 交通機関にも影響が出た。西日本高速道路九州支社によると、九州自動車道の八女-植木間、西九州自動車道の武雄南-佐世保中央間が通行止め。JR九州では、大雨の影響で長崎線の一部区間と、後藤寺線や日田彦山線などの一部区間で早朝から運転を見合わせた。島原鉄道の一部区間では樹木が線路に倒れ込み、午前7時前から約1時間、運転を見合わせた。

■福岡県内33小中学校が休校

 福岡県教育委員会などによると、大雨の影響で同県大野城市と春日市の小中学校全33学校で臨時休校になった。篠栗町では小中学全6校が始業時間を遅らせたほか、柳川市の一部の小学校では、授業の短縮を検討しているという。

=2016/06/22付 西日本新聞夕刊=

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