博多山笠西流が50年史 2500部作製、写真600点や資料掲載

「西流五十周年史」を手にする古川史郎代表(右)と西頭敬一郎編纂委員長
「西流五十周年史」を手にする古川史郎代表(右)と西頭敬一郎編纂委員長
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 博多祇園山笠の西流(ながれ)(古川史郎代表)は、創設半世紀を記念して「西流五十周年史」を発刊した。太閤町割り以来の伝統を受け継ぎ、福岡市の町界町名整理事業によって流(構成組織)が再編成されて生まれた西流。その50年の歩みを貴重な資料や約600点の写真とともに振り返っている。

 西流は1966年、西町流を中心に岡、櫛田、呉服町、福神、浜の各流の一部が加わって結成。現在は「大博通り」の西側の冷泉町上、同下、店屋町、綱場町、奈良屋町が1年おきに当番を担っている。舁(か)き山笠を納める山小屋を道路上に建設したり、山笠人形などの飾りを舁き手が追い山後に取り合う「山解き(山崩し)」を行ったりと昔ながらの慣習を今も守っている。

 五十周年史は昨年の祭り期間中から製作を始めた。歴代総務の座談会や沿革、各年の山笠の写真と標題を網羅したほか、歴代役員の名簿も掲載。時代によって変化する山笠人形は見物だ。

 編纂(へんさん)委員長の西頭敬一郎さん(70)は「再編の荒波にもまれながら流全員の和を大事にして成長した歴史をまとめました」と話している。A4判の288ページ。2500部を作製し、一部を博多町家ふるさと館などで販売する。定価2700円。同館=092(281)7761。

=2016/07/06付 西日本新聞朝刊=

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