博多祇園山笠・追い山ならし 炎天下の激走に歓声 見物客「すごい迫力」

博多祇園山笠の追い山ならしで、櫛田神社の清道を回る八番山笠・上川端通
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 舁(か)き山笠七流(ながれ)と八番山笠・上川端通の「走る飾り山笠」が豪快な走りを見せた12日の「追い山ならし」。フィナーレの「追い山」を前に、早くも本番モードへスイッチの入った「山のぼせ」たち。「オイサ、オイサ」の声を響かせて激走する姿に「ものすごい迫力」と感嘆の声が上がった。

 先陣を切って櫛田神社(福岡市博多区)に登場したのは一番山笠・西流(西村秀夫総務)。午後3時59分「ヤーッ」という掛け声と同時に境内になだれ込むと、観客席は大興奮。騎馬武者人形を載せた山笠が力強い足取りで清道を回り、いったん止まって「博多祝い唄(うた)(祝いめでた)」を唱和。再び動きだし、廻(まわ)り止め(同区奈良屋町)を目指して街中へ走り去ると、大きな拍手がわき起こった。

 最も大きな歓声を得たのは最後尾の八番山笠・上川端通(久保純一総務)。高さ13メートルと段違いの巨体が姿を見せると、見物客らは「おっきーい」と驚嘆。ご神木「櫛田のぎなん」から張り出した枝を巧みに避ける華麗な走りが観衆の目をくぎ付けにした。

 桟敷席から見たのは初めてという博多区の白石真紀さん(46)は「迫力があってかっこいい。祝いめでたも聞けて感動です」。

 同市は炎天下、気温が32・6度まで上昇する厳しいコンディションだったが、六番山笠・東流(野村昌弘総務)が櫛田入り(32秒15)、コース(26分7秒)ともにトップタイムを記録。15日の「追い山」に向け、好調なスタートを切った。

 13日は午後3時半から舁き山笠七流が期間中唯一博多を出て中央区天神まで繰り出す「集団山見せ」がある。

=2018/07/13付 西日本新聞朝刊=

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