安全ジビエに認証マーク 普及拡大へ国が新制度

 農林水産省は18日、適切な衛生管理や流通規格に従って野生鳥獣肉(ジビエ)を扱える食肉処理施設に「国産ジビエ認証」を与える制度を作ったと発表した。このお墨付きを得た施設から出荷されたシカとイノシシの肉はロゴマークを付け、安全性をアピールできるようになる。消費者の安心感を高め、ジビエの普及拡大につなげる。
 農作物を食い荒らすために捕獲される野生鳥獣のうち、シカとイノシシが計9割以上を占めるが、その大半が廃棄されている。食肉利用を進めて農村の稼ぎを増やすことが最終的な狙いだ。
 今後は専門家の委員会が民間の審査機関を定め、最初に申請した食肉処理施設が夏ごろにも認証を得ることを目指している。厚生労働省の衛生指針や、モモやロースなど部位別の肉の切り分け方を定めた「カットチャート」を守ることが条件。解体や搬送が衛生指針に従っているかを確認しやすくするチェックシートも導入した。
 商標登録出願中のロゴマークはシカとイノシシをあしらった図柄で、緑色が基本。認証施設で処理された肉や加工品にラベルなどで表示できる。

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