山笠ニュース

博多祇園山笠 追い山へ高まる熱気 15日までの見どころを紹介

2009年07月11日 18:47
 10日から舁(か)き山笠が動きだし、博多祇園山笠の熱気が一気に高まった。多くの見物客でにぎわう11日以降の各行事の見どころを紹介する。

 【11日・朝山、他流舁き】

 早朝に「朝山」があり、夕方から東流、中洲流、千代流、大黒流が他の流の区域を舁く「他流舁き」が行われる。

 【12日・追い山ならし】

 追い山のリハーサルで、福岡市博多区奈良屋町の「追い山ならし廻(まわ)り止め」までの約4キロを舁く。午後3時59分に一番山笠が櫛田神社(同区上川端町)前から舁き出し、順にスタートする。

 【13日・集団山見せ】

 プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長をはじめ、福博の知名士などが台上がりを務める。一番山笠は、午後3時半に呉服町交差点(同市博多区)を出発。明治通りを通って福岡市役所までを舁く。

 【14日・流舁き】

 東流と千代流以外が夕方から舁き、最後の調整をする。

 【15日・追い山】

 山笠のクライマックス・午前4時59分に一番山笠が舁き出す。櫛田神社の清道旗を回り、「博多祝い唄(うた)」を歌う。同市博多区須崎町の「追い山廻り止め」まで約5キロを駆ける。

 ◆コースの見どころ◆

 【承天寺、東長寺】 山笠ゆかりのある寺院前に設けられた清道を舁き山笠が回る。

 【旧東町筋・西町筋】

 道幅が狭く、熟練の舁き手が担う。スピードも上がり、迫力があるが、見物には注意が必要。

 【大博通り】

 道幅が広く、歩道もあるため安全に見ることができる。

 【廻り止め】

 追い山の終点で、最後の直線道路を男衆が猛然と駆け抜ける。山笠を取り巻く舁き手との接触に注意。


 ●博多祇園山笠メモ

 承天(じょうてん)寺(福岡市博多区)の開祖、聖一国師が1241年、博多の町で疫病を鎮めるため人々が担ぐ施餓鬼(せがき)棚に乗って水をまいたのが起源とされる。これが次第に、博多総鎮守・櫛田神社の祭神の一つ、祇園神と結び付き、祭礼となったといわれる。

 山笠を運営する「流(ながれ)」は1587年、豊臣秀吉が戦火で被害を受けた博多復興のため「博多町割り」を行い、石堂川(御笠川)と博多川の間に七つの自治組織をつくったことに始まる。1966年に実施された福岡市の町界町名整理事業で旧町はなくなったが、今でも運営は旧町単位が多い。

 現在は、街中を担いで回る「舁(か)き山笠」が7本(七流)、きらびやかな人形などが装飾された「飾り山笠」が14本ある。飾り山笠は14日夜まで博多区と中央区の14カ所に展示されている。七流のうち、東、中洲、千代の三流は飾り山笠も建てている。


=2009/07/11付 西日本新聞朝刊=

記事一覧

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]