釜元GO 故郷でマルチ 思い出の県営球場で大声援

3打数2安打1打点と活躍し、笑顔のソフトバンク・釜元(右)
3打数2安打1打点と活躍し、笑顔のソフトバンク・釜元(右)
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 釜元が地元で感激2安打! プロ野球の若手有望選手によるフレッシュオールスターゲームは17日、長崎市の長崎県営野球場であり、福岡ソフトバンクの育成3年目、長崎県出身の釜元豪外野手(20)が9番中堅で先発出場。2回の適時二塁打を含む2安打1打点の活躍でスタンドの大歓声を浴びた。試合は7-6でイースタン・リーグ選抜の勝利。最優秀選手(MVP)は2本塁打のロッテ井上晴哉内野手(25)が選ばれ、賞金100万円を手にした。対戦成績はウエスタン・リーグ選抜の27勝19敗5分けとなった。

 ■期待に応え適時打

 思い出がたくさん詰まった球場で成長した姿を見せた。9番中堅で先発出場した釜元が2安打1打点と大活躍。家族や高校の同級生、そして地元の大声援を力に、グラウンドで躍動した。

 「初球から思い切り振っていけたのが良かった。恥ずかしいプレーは見せられなかった」

 見せ場は早々にやってきた。2点を追う2回の第1打席。1死一、二塁で2ストライクと追い込まれながらも、浦野(日本ハム)の変化球を捉え右中間適時二塁打。地元の“ヒーロー”が歓声に応える輝きを放った。

 西陵高3年の夏、この日と同じ長崎県営野球場で予選を戦った。準決勝で敗れたが、全力で白球を追いかけた当時の記憶は今も鮮明だ。「まさかここで、リーグの代表として戦うことができるとは。フルスイングを見てもらいたい」と強い思いで試合に臨んだ。

 ■両親や祖父母観戦

 スタンドで見守った両親や祖父母には恩返しの快音を届けた。ソフトボールを始めた小学生時代から、祖父の正義さんは「ホームランを打て」と応援。結果がよければ、小遣いをもらうこともあった。「喜んでもらおうとホームランを狙うようになった。これがフルスイングの原点」と懐かしそうに振り返る。

 実は、表彰選手になることを狙っていた。「今度は僕がお小遣いをあげられたら」と4回にも左前打を放ったが、賞金は手にできなかった。それでも表情は明るい。「結果を出せて自信になった。次は支配下登録されて喜ばせたい」と誓った。

 育成選手としての契約期間は原則3年。その3年目、2軍で45試合に出場し、打率3割6厘と結果を残しているが、アピールは不可欠だ。地元でつかんだ自信を胸に「脱育成」へ突っ走る。 (永松幸治)

=2014/07/18付 西日本スポーツ=

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