岩崎4連勝 6回2失点8K

ナインをハイタッチで迎える岩崎(中央)
ナインをハイタッチで迎える岩崎(中央)
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 ■先に2失点し反省
 
 逆転劇に勇気をもらった右腕がギアを入れ直した。松田の逆転3ランが飛び出した直後の5回。岩崎は栗山からの好打順を秋山に安打こそ許したが、三つの三振で片付けた。6回までを2失点で投げきりお役御免。「最初から飛ばして、途中ちょっとバテてしまった。最低限の仕事はできたかな」と無傷の4連勝を挙げ、白い歯をのぞかせた。

 2回は1死二塁から金子侑に先制の左前適時打を打たれた。4回も1死から浅村に中堅ホームランテラスへの一発を浴びた。「先制点、追加点と先に与えて、攻撃に影響してしまった」と反省。最速150キロの真っすぐを軸に押したが、ファウルで粘られ苦しんだ。

 「疲れはあるけど、それはみんな一緒。投げられるのはうれしいと思っている」。先発と中継ぎの“二刀流”を務める右腕は言い切った。中継ぎで結果を積み重ね、前半戦の終わりに先発で2戦2勝。再びブルペン待機に回り、20日のオリックス戦で中継ぎ登板後、中3日での先発だった。

 先発としての調整期間は十分とは言えなかった。昨季唯一の先発機会を与えられながら、3回4失点KOを食らった西武が相手。「フォーム的にも感覚も良くなかった」と感じる中でも踏ん張り抜いた。佐藤投手コーチは「上等じゃないか。一番酷使されているんだから」と力投をたたえた。

 ■母校県4強に刺激

 後輩たちの奮闘も刺激となっている。母校の市船橋高が千葉県大会で準決勝に進出。自身がエースに君臨し、夏の甲子園出場を果たした2007年以来のベスト4入りだ。同期がコーチを務めており、「決勝までいったらビデオメッセージを頼まれていた。その前に僕がふがいない投球をしたらいけない」と笑った。

 ただ、今後も先発ローテで回っていくかは不透明だ。佐藤コーチは「俺はそれ(先発)がいいと思うけど、チーム状況もあるから」。先発、中継ぎとどちらにも対応できる分、重宝もされる。岩崎も「いけと言われたところでいつも通り投げるだけ。しっかり修正しておきたい」。チームを救う“二刀流”の存在は、日増しにたくましくなっている。 (小畑大悟)

=2016/07/25付 西日本スポーツ=

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