チーム柳田結成 ミギータ真砂が弟子入り

外野の守備練習で柳田(右)が見つめる中、打球を好捕する真砂(中央)
外野の守備練習で柳田(右)が見つめる中、打球を好捕する真砂(中央)
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■年明け自主トレ 黒瀬も同行

 第2のギータ誕生も近い!? 福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(28)が10日、来年1月の自主トレにU-23(23歳以下)ワールドカップ(W杯)でMVPに輝いた来季5年目の真砂勇介外野手(22)と、同2年目の黒瀬健太内野手(19)を同行させることを明かした。柳田にとっては初めてのまな弟子。糸井(オリックスからFA)らのグアム自主トレに一緒に参加し、若手長距離砲の育成に一役買う。

■「楽しくやります」

 自分のためだけではない。柳田が“カワイイ弟子”を引き連れて、海を渡る。糸井らと行う来年1月のグアム合同自主トレ。「年を取っただけかも…」と口にしながらも、ホークスから2人の後輩とともに参加することを決めた。「僕以外にもいろんな先輩方がいて勉強になることがいっぱいですからね。真砂にも黒瀬にも勉強してほしい」と、柔和な表情を浮かべた。

 自らを成長させてくれた恩を2人の若きスラッガー候補にしっかりと還元していく。2013年に104試合に出場し、さらなる飛躍を誓った翌14年1月。当時の秋山監督の計らいもあり、超人とも呼ばれる糸井との浜松合同自主トレが実現した。効果はすぐに表れた。その年に全試合に出場を果たすと、再び「糸井塾」に通った15年はトリプルスリーを達成した。

 「自分もそうだったし、いい環境でやらせてもらった」。チームの垣根を越えた先輩からの教えは成長につながったと確信しているからこそ、それを伝えていく役目があると考えている。もちろん、柳田自身も今季は悔しいシーズンに終わっただけに後輩の世話ばかりしてはいられない。「自分のことをしっかりやるだけ。(後輩は)ライバルですから」と言い切った。

 その目はブレークを狙う真砂に向けられていた。メキシコでのU-23W杯では4本塁打でMVPに輝き、この日宮崎キャンプに合流。右打者で柳田並みのパワーを持つことから、藤本打撃コーチが「ミギータ」と名付けた今が旬の男だ。出番こそなかったが、4年目の今季は9月に2度1軍に昇格。藤本コーチは「ロングティーでは(柳田に)引けを取らない飛距離が出るし、柵越えの確率は真砂の方が高い」と証言した。

 国際大会で一躍名前を売った“若侍”に柳田も「すごいでしょ。一緒に練習をしていてもすごいと思っていた。レギュラーになれる力はあると思う」と断言。憧れの先輩から“絶賛”された真砂は「どういうふうにバットをボールに入れているのか。いい機会にしなきゃいけないし、学びたい」と目を輝かせた。

 年明けからグアムで合同自主トレを行った後は広島に場所を移し、今度はホークス勢3人で汗を流す予定。「チーム柳田」の結成に「楽しくやります」とニヤリ。ギータがミギータを一人前に育てる。 (小畑大悟)

=2016/11/11付 西日本スポーツ=

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