田中正義テラス警戒 初ヤフオクDに武者震い 22日入団会見

ヤフオクドームを見学し、報道陣のリクエストに応えガッツポーズする田中正義
ヤフオクドームを見学し、報道陣のリクエストに応えガッツポーズする田中正義
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 ドラフト1位の田中正義投手(22)=創価大=が21日、初めてヤフオクドームに足を踏み入れ、“武者震い”した。きょう22日の入団会見に備え、両親とともに実家の神奈川から福岡入り。イベントのためホームランテラス席は撤去されていたが、今季リーグワーストの126本塁打を浴びたタカ投手陣が苦しんだ狭さをイメージして警戒心を高めた。内川主将とも初対面を果たし、「ホークス田中正義」としての自覚を高めた1日になった。

 マウンドもベースもない。ホームランテラス席もフィールドシートも取り外されていた。それでも田中正義はプロ意識をかき立てられた。各種説明会の合間に、両親と初めて足を踏み入れたヤフオクドーム。前日の20日までコンサートが開催された関係で球場は“本来の姿”ではなかったが、心は震えっぱなしだった。

 「広い、ですね」。第一印象を口にしつつ、報道陣に「いつもはどうなんですか」と“逆取材”した。テラス席の概要を聞くと、今度は「小さくなりますね」とうなずいた。脳裏に浮かんだのは、ロッテとのクライマックスシリーズファーストステージ第1戦だった。守護神のサファテがデスパイネに右翼テラス席へライナーで放り込まれた。

 「あんなのが入っちゃうのか、と感じた」。大学時代、公式戦で打たれた本塁打は1本だけ。学生野球ラストゲームとなった関東地区大学野球選手権初戦の桜美林大戦だ。練習試合でも4年間で2、3本だという。ただし、プロの世界が甘くないのは百も承知だ。「低めへの意識がもっと大事になるし、高めをどう使うかも大事になる」。ホークスの投手陣は昨季よりも13本多い、今季リーグワーストの126発を献上。一発を防ぐことが勝利に近づくのは言うまでもない。

 プロでは体調管理も大事になる。普段から栄養面に高い関心を持っており、お酒も自ら進んで口にしない。今年は、桜美林大戦後に開いた野球部の慰労会程度だったという。「飲み過ぎたときは翌日の体調が良くない。練習でも絶好調でいたいから」と“禁酒”の継続も考えているという。

■“禁酒”継続検討

 一連の説明会を終え、宿舎に戻る途中では、内川と顔を合わせる機会があった。球界を代表する大先輩から差し出された手を握り締めると、何ともいえないぬくもりが伝わってきた。身長は自分の方が1センチ高くても、オーラに圧倒された様子。「とても大きく感じた」と感激の面持ちだった。「早く内川さんに認められるような選手になりたい」。勝利投手となって、試合後に喜びを分かち合う。そんな姿を思い描きながら、きょう入団会見の席に座る。 (谷光太郎)

=2016/11/22付 西日本スポーツ=

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