36歳で「開幕奪う」、和田“挑発” 20代もたもたするな!!

イオンモール筑紫野でのトークショーで、会場を盛り上げる(右から)福田、和田、明石
イオンモール筑紫野でのトークショーで、会場を盛り上げる(右から)福田、和田、明石
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 20代の武田や千賀には負けん! 福岡ソフトバンクの和田毅投手(35)が26日、早くも来季の開幕投手に名乗り出た。米球界からの復帰1年目だった今季は最多勝と勝率第1位の2冠。若手が引っ張っていくことが望ましいとしながらも「3・31開幕」を狙うことを公言し、武田や千賀らを“挑発”することでチーム内競争を高めていく。来年2月に36歳となる左腕が自身4度目の大役を務めれば、ホークス球団では最高年齢だ。尽きることのない情熱でV奪回の先頭に立つ。

■復帰元年は遠慮

 決して遠慮はしない。来年2月の春季キャンプ中に36歳を迎えるベテラン左腕が、チーム内競争に火をつける。15勝の勝率7割5分で投手2冠に輝いた復帰元年。現状にとどまることをよしとしない和田は、当然のように言い切った。

 「開幕というのは、先発投手なら誰しもが狙わなくちゃいけない。(昨年までは)チームにいなかったから、(今年は)僕がやるべきじゃないと思っていた。来年に関しては狙っていかなくちゃいけないし、それがチームにとってもいいこと」

 慎重に言葉を選びつつも、己の主張はしっかりと入れた。入団3年目の2005年を皮切りに大役を務めること3度。仮に、ロッテとヤフオクドームで相まみえる来年3月31日に4度目の開幕投手を務めれば、ホークス球団では最高齢となる。左肘の違和感を訴えたシーズン最終盤にローテを離れたが、武田と千賀に次ぐ163イニングを投げ、投手陣をけん引。経験、実績でもオープニング投手にふさわしい投手の一人だ。

 ただ、自分の目標クリアのためだけに“立候補”したわけではない。真意は別のところにある。「若い武田や千賀、東浜、岩崎…。若い選手が本来やらないといけないと、僕は思っている」。今を闘いながらも、常にホークスの将来像を思い描いている。「若い子たちがもたもたしていたら奪うぞ、という気持ちは持っている」。三十路(みそじ)も半ばを過ぎた自分が高いパフォーマンスを見せれば、能力に恵まれた若手投手陣へのこれ以上ない刺激になる。だからこそ、開幕から4カ月も前のこの日、一回りも下の武田、千賀らに“宣戦布告”した。

■「3・31」へ号砲

 最終的には、工藤監督の決断一つだが、来春キャンプに向けて準備を日々重ねている。26日も、午後1時すぎから福岡県筑紫野市内で行われたトークショーに先立ち、ヤフオクドームで筋力トレーニングやランニングで汗を流した。「最後はローテを守れず、優勝もできなくて嫌な感じで終わった。来年はローテを(一年間)守って優勝したい」。自分に限界を設けない年男の誓い。日米通算127勝左腕がぶち上げた開幕投手宣言は、世代を超えた「3・31争奪戦」の号砲となった。 (谷光太郎)

=2016/11/27付 西日本スポーツ=

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