中村晃ゴールデングラブ目標

子どもたちと会話をする中村晃
子どもたちと会話をする中村晃
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■福岡・大刀洗町で野球教室

 自身初の全試合出場を果たした中村晃外野手(27)が10日、来季の目標にゴールデングラブ(GG)賞の獲得を掲げた。同日、福岡県大刀洗町での野球教室にホークスOBの柴原洋氏(42)=本紙評論家=とともに参加。同じ外野手部門で3度(2000、01、03年)の受賞歴がある柴原氏からも太鼓判を押された。今季、パ・リーグ同部門で受賞した糸井が阪神に移籍し、陽岱鋼の巨人入りも確実。来季は打撃だけでなく、守備でも存在感を発揮していく。

 スター選手の登場に子どもたちの笑顔が広がった。人口1万5000人ほどの町で開催した野球教室。ティー打撃を指導しながら中村晃は質問攻めにあった。野球少年へのアドバイスの一つが「守備は練習すればうまくなる」。自身にも重ね合わせる答えだった。

 全試合出場を果たした今季、そのうち130試合が外野での先発だった。フェンス際での打球処理や送球も安定。「うまくなっているかは分かんないけど、(守備への)意識は高くなっている」。GG賞の得票数でも昨年の1票から今年は27票まで跳ね上がり、外野手部門の8番手となった。

 この姿を野球解説者として見てきた柴原氏も高く評価した。「打撃がクローズアップされるけど、もともと守備のうまさはある。スローイングもブレがなくなってきた。ゴールデングラブ賞も取れる」と断言。自身も3度の獲得歴があり「金のグラブは勲章になる。励みになるし、一回でも取れると、もっと守備に意欲が出てくる」と背中を押した。

■今季重点的に練習

 中村晃自身も今季は守備にも重点を置いてきた。連戦が続いてもカード初戦の試合前練習では守備に特化した練習を入れていたという。「打球を多く受けるようにしてきた。一球一球への集中力を高く持つように」。チーム事情で一塁に回ることもあったが、堅実な守備でチームを救ったケースも少なくない。

 「(GG賞を)取りたいですね。まだまだだと思う。もっとうまくならないと」。はっきりとGG賞への意欲を口にした。追い風も吹いている。パ・リーグ外野手部門の常連で今季も受賞した糸井が抜け、陽岱鋼も巨人移籍が秒読み段階。柴原氏も「2人が抜けてチャンスは十分」とした。

 野球教室で柴原氏が使っていたグラブを「使いやすそう」とひそかにチェックしていると、サプライズ?でそのグラブをプレゼントされた。GG賞に3度輝いた先輩の太鼓判とサポートで金色のグラブをつかみにいく。 (小畑大悟)

=2016/12/11付 西日本スポーツ=

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