ホークス千賀WBC代表決定 お化けフォークで世界を斬る!

キャッチボールする千賀
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 小久保さんを男にする! 福岡ソフトバンク千賀滉大投手(23)が24日、世界一への貢献を力強く誓った。3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する追加メンバー8人が発表され、ホークスの投手陣では唯一となる代表入り。育成出身では史上2人目となるWBCの舞台で「お化け」と評されるフォークボールと剛速球を武器に、世界の並み居る強打者をねじ伏せる。

 国を代表する投手となった素直な喜びと、大きな責任感が23歳の表情を包んだ。午前10時前から筑後で練習を行った千賀が、室内練習場を離れたのは午後4時すぎ。みっちりとトレーニングに汗を流した右腕は、これまで以上にりりしい顔で、世界一に向けての決意を口にした。

 「本当にうれしい気持ちが一番。選んでいただいたからには、少しでもチームの役に立てるように精いっぱい頑張りたい。もう、ボールどうこうなんて言ってられない。代表に恥じないプレーをしたい」

 日の丸を背負う喜びを力に変える。野球では無名の愛知・蒲郡高から育成ドラフト4位で2011年に入団。2年目に支配下登録されると、着々とステップアップし昨季は育成出身最多の12勝(3敗)を挙げた。「育成の時には1軍に入りたい、という思いだけでやってきた。まさか日の丸を背負うことができるなんて思っていなかった」。育成出身では山口鉄(巨人)に続き史上2人目となるWBC代表入り。己の力で道を切り開いてきた強さを、大舞台でも発揮する。

 やるべきことはただ一つ、ホークスで2年間同じユニホームを着た指揮官を、世界一の監督にすることだ。代表入りが正式に決まった千賀は同じく筑後でトレーニングを行っている和田から「小久保さんを男にしてやってくれ」と熱い激励を受けた。「(小久保監督から)中継ぎで期待していると言っていただいた。言われたところでしっかりと力を出せる準備をしたい」。重圧のかかる局面でも、日本の勝利のためだけに思い切り腕を振る覚悟だ。

 過去のWBCで最も心に残っているシーンは「まだプロに入る前、09年の決勝でイチローさんが打ったセンター前ヒット」。宿敵韓国との決勝の延長10回にイチロー(現マーリンズ)が放った決勝打を挙げる。「ずっと映像が残るので、打たれた背中が(テレビ画面に)映らないように頑張ります」。剛球でも「お化けフォーク」でもない。最後にちゃめっ気たっぷりに話したその度胸が、世界の並み居る強打者を牛耳るための最大の武器だ。 (倉成孝史)

=2017/01/25付 西日本スポーツ=

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