ホークス田中正義 第3クール松坂と“競演”

第3クールでのシート打撃登板で松坂との“競演”の可能性もある田中
第3クールでのシート打撃登板で松坂との“競演”の可能性もある田中
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田中らが練習するホークスのキャンプ地・宮崎市生目の杜運動公園。多くのファンの注目を集めている
田中らが練習するホークスのキャンプ地・宮崎市生目の杜運動公園。多くのファンの注目を集めている
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 「平成の怪物」と「5球団競合右腕」が競演へ! 日米通算164勝の松坂大輔投手(36)とドラフト1位の田中正義投手(22)=創価大=が、11日からの第3クールのA組シート打撃で同日登板するプランが浮上した。右肩手術からの完全復活を期す松坂はB組でハイペース調整中で、A組の田中も9日に打撃投手を務めるなど調整は順調。2人の競演は注目必至で、首脳陣は田中に重圧の中での投球も学んでもらうプランだ。

■緊張に慣れないと

 11日から始まる第3クールで、ホークスの2人の右腕が日本中の注目を集めそうだ。宮崎アイビースタジアムで汗を流すA組は、クール初日から4日連続でシート打撃を実施。「クール後半の同じ日に投げる可能性はある」と倉野投手統括コーチは明かした。

 倉野コーチが「同じ日に投げる可能性」を示唆したのは、右肩手術からの復活を期す松坂とドラフト1位の田中だ。登板はあくまでも「選手の状態次第」で同日登板は決定事項ではないとしたが、豪華競演が実現すれば、12球団の偵察部隊が集結する可能性もある。

 首脳陣には2人を競演させる理由があった。「ドラフト1位が注目されるのは当然。注目を集める状況で自分の力が出せるか。プレッシャーに負けてしまえば、それだけの器ということ」。倉野コーチが明かすように、あえて注目を集める機会をつくるプランだ。

 田中も9日の打撃投手の後に「野手の方の目もあったし、お客さんもマスコミも多かった。シーズンではその中で投げる。緊張感に慣れないと」と自覚を口にしている。松坂との競演は緊張するだろうが、開幕ローテを目指す22歳は「親心」を理解できるはずだ。

 1月の新人合同自主トレから注目を一身に集める田中について、倉野コーチは「これまでアマチュアだった選手が練習を常に見られて、(カメラの)シャッター音も聞こえる。もちろん大変だと思う」と話す。だからこそ首脳陣は“荒療治”でメンタル強化を図る。

 16日からの第4クールは紅白戦が組まれる予定。倉野コーチは「一度のシート打撃を見て、何かを判断することはない」と言うものの、激戦の投手陣の「選別作業」はこれから着実に進んでいく。実績十分の摂津や中田らベテラン組も順調に調整を進めている。

 松坂と田中は6枠の開幕ローテを争うライバル。その一方で、14歳の年齢差がある2人の競演は、互いにとって大きな刺激になる可能性が高い。日本一奪回のためには、投手陣の底上げが不可欠。注目必至の豪華競演が寒さも吹き飛ばしてくれそうだ。 (谷光太郎)

 2017/02/11付 西日本スポーツ

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