バンデン圧巻 オランダ代表右腕、WBCでは侍の難敵

シート打撃に登板し好投したバンデンハーク
シート打撃に登板し好投したバンデンハーク
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打者7人を無安打に抑え斐紹(左)とグータッチをするバンデンハーク
打者7人を無安打に抑え斐紹(左)とグータッチをするバンデンハーク
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 侍の強敵はバンデン-。WBCオランダ代表のリック・バンデンハーク投手(31)が14日、シート打撃に初登板し、打者7人をパーフェクトに封じ込めた。最速151キロをマークするなど圧巻の内容。変化球も抜群の切れ味を発揮した。ホークスにとっては頼もしい限りだが、2次ラウンドで激突する可能性がある侍ジャパンにとっては脅威の存在となりそうだ。

 世界一奪還を目指す侍ジャパンの高い壁になるかもしれない。そんな予感をさせる圧巻のデモンストレーションだった。今季初めて打者との対戦となったシート打撃で7人を完璧に封じた。「初めてにしては良かったよ。満足いく内容だった」と涼しげに振り返った。

 WBC公認球を使い、持ち球の全球種を試した。3人目の打者はシート打撃で2日連続本塁打を放つなど好調の長谷川勇。151キロの真っすぐで空振り三振に仕留めた。首位打者経験者も「クセがない球で切れがある。きっちり投げられたのできつかった。いい球でした」と脱帽せざるを得なかった。

 「打者相手に投げるのはブルペンと違う。全部の球種を織り交ぜて、試すことができた。十分に投げられた」。打者との感覚を取り戻すとともに、WBC公認球での変化球も確認した。日本の投手はボールへの対応に苦戦する傾向があるが、それとも無縁。「韓国ではチームごとにボールが違った。アメリカでも日本でもやってきたし、そんなに変化球に誤差はない」。異国での経験がどんな環境でも対応できる力となった。

 打者7人に対して、計27球。1人当たり平均4球以下とストライクを先行させた。球数制限のあるWBCではいかに球数を減らすかがポイントになってくる。「いつもと同じように低めにストライクを集めてという投球になる」。制球力は定評があるだけに、WBCでもオランダ代表の先発の軸となっていきそうだ。

 オランダが韓国での1次ラウンドを勝ち上がり、侍ジャパンも2次ラウンドに進出すれば、激突する。一ゴロに打ち取られた成長株の上林は「捉えたと思ったら詰まった。普通のピッチャーじゃない」と目を丸くした。ホークスにとっては心強いが、侍ジャパンにとっては恐ろしい-。敵にも味方にもなる舶来右腕は、順調に仕上がっている。 (小畑大悟)

=2017/02/15付 西日本スポーツ=

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