若タカ投A組に 首脳陣「アピール不足」

首脳陣にアピールする笠原
首脳陣にアピールする笠原
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張本(左)に左中間二塁打を打たれた高橋
張本(左)に左中間二塁打を打たれた高橋
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今宮を投ゴロに仕留めた松本
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打撃投手で登板した石川
打撃投手で登板した石川
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打撃投手として登板した吉本
打撃投手として登板した吉本
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 若手投手陣にカツ! 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(53)が、若手投手の奮起を促した。宮崎春季キャンプはきょう16日から第4クールに突入。生き残りをかけた紅白戦のゴングが鳴る。初戦は2年目の高橋と3年目の松本裕の若手ドラ1右腕が先発予定。今キャンプは多くの若手投手をA組に抜てきしたが、首脳陣はアピール不足に不満だ。結果を残せなければ即B組降格も。いよいよ本格的なサバイバルレースの幕開けだ。

 若手投手陣に残された時間は少ない。きょう16日から4日間の第4クールでは3試合の紅白戦が組まれている。絶好のアピール機会ではあるが、裏を返せばA組失格の烙印(らくいん)を押される可能性さえある。工藤監督は「(アピールを)見せてもらいたいなと思っている。そんなに多くないチャンスをどうつかむのか。しっかり頑張ってほしい」と期待を込めた。

 今キャンプは実績あるベテラン投手をB組に配してまで若手をA組に抜てきした。高橋、松本裕、笠原、育成の吉本らがA組入り。分厚い戦力の中、ギラギラ光る若手の突き上げを望む首脳陣の願いだった。だが、ふたを開ければ第3クールのシート打撃でも目立ったのは笠原ぐらい。12日のシート打撃に登板したプロ2年目の高橋は、上林に一発を浴びるなど8人の打者に対して3安打、1四球と散々。高橋と同じドラフト1位右腕の松本裕らも首脳陣を振り向かせるようなインパクトのある投球を残せていないのが現状だ。

 物足りない若手投手陣に倉野投手統括コーチの口調も厳しい。「ガツガツしたものが足りず、アピールに欠ける。何のためにA組に入っているのか分かっていない。何としても生き残るという気持ちが見えない。実績のない若手は並大抵の努力じゃ(実績組を)追い抜けない」。13日のシート打撃後には投手陣にカツを入れた。

 21日からの第5クールではB組調整中の摂津、松坂らがA組に合流することが決まっている。倉野コーチは「(合流する)人数分だけ入れ替えるとは考えていないけど、生き残るという姿が見られないと、A組にいる意味がない。ここからは結果が求められる」と最後通告も突きつけた。いったんB組に降格すると、再びはい上がるのは至難の業。「今ここしかないのに。シーズンが始まったらさらに厳しくなる」と続けた。

 きょう16日の紅白戦には高橋と松本裕が先発で2イニングを予定。初日から若手10投手が火花を散らす。25日の侍ジャパンとの練習試合(宮崎・サンマリン)から始まる対外試合を前に紅白戦で結果を残さなければ、その先のマウンドは約束されない。工藤監督は「全てを総合的に見て、判断する。自分と向き合って、今の自分に何ができるかを考えてほしい」と奮起を促した。

 若手がひしめく16日に続き、18日には中堅組、19日には和田、松坂、田中らがそろい踏みとなりそうだ。サバイバルレースの幕開けを告げる紅白戦から目が離せない。 (小畑大悟)

=2017/02/16付 西日本スポーツ=

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