千賀、イスラエル戦先発 好調右腕に白羽の矢

2次リーグのオランダ戦に3番手で登板し、力投する千賀。第3戦・イスラエル戦の先発が濃厚になった
2次リーグのオランダ戦に3番手で登板し、力投する千賀。第3戦・イスラエル戦の先発が濃厚になった
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■あす第3戦

 第4回WBC日本代表の千賀滉大投手(24)=ソフトバンク=が、2次リーグ第3戦のイスラエル戦(15日・東京ドーム)に先発予定であることが13日、分かった。昨季ソフトバンクで先発として12勝。今大会はここまで中継ぎで2試合に登板し、計4回を無失点で7奪三振と好調。現状で石川、菅野に続く先発要員として白羽の矢が立ったもようだ。150キロ台の剛速球と「お化け」と評されるフォークの使い手が、米国ラウンド進出の鍵を握る。

■今大会初めて

 世界一を争う米国ラウンドに進むため、2次リーグ第3戦は剛速球とフォークで鳴らす24歳右腕で勝負する。小久保監督ら首脳陣は、15日のイスラエル戦に千賀を立てる先発ローテ編成を固めた。ここまで第2先発の位置付けで中継ぎ起用だったが、石川、菅野に続き、先発マウンドに「育成の星」を送り込む。

 1次リーグから4連勝中だったイスラエルが13日にオランダに大敗。ともに1勝1敗となり、2次リーグE組は混戦模様だ。日本はきょう14日のキューバ戦に勝っても、米国ラウンド進出決定はイスラエル戦が行われる15日まで持ち越しとなる。それだけに、千賀の役割は極めて重要だ。

 今大会がWBC初出場の千賀は1次リーグのオーストラリア戦で2回を1安打無失点、4奪三振で勝利投手となった。2次リーグのオランダ戦も2回を3安打無失点、3奪三振。いずれも自己最速にあと1キロと迫る155キロを計測した。与四死球ゼロの成績も、WBC公認球や硬いマウンドへの適応をうかがわせる。

 昨秋の強化試合で初招集した小久保監督は当初、リリーフ適性を評価。2015年ポストシーズンでの姿に「中継ぎでの登板を見たとき、あのフォークは国際大会で十分通用すると感じた」と話したように、ここまで救援で起用してきたが、現状では先発起用が最善との判断に至ったようだ。

■与四死球ゼロ

 1次リーグ第3戦の中国戦で先発した武田は3回1失点で、制球面の課題もあり評価を得られなかった。先発から抑えまで可能な切り札と目された則本は本番前から失点続き。12日オランダ戦は9回に抑え起用も1点リードを追いつかれた。藤浪も含め、所属チームで先発している投手を見渡しても千賀の内容が光る。

 予選から参加し、本大会に進んだイスラエルは周囲を驚かせる躍進を続けてきた。メンバーは米マイナーリーガーながら、メジャー通算124勝の右腕マーキーら米大リーグ経験者も擁する。「しっかり腕を振って自分の球を投げることしか考えていない」と話している剛腕の力で、ダークホースをねじ伏せにかかる。


◆2次L突破決定は15日以降

 14日のE組は日本-キューバの1試合。日本は勝ってもイスラエル、オランダと2勝1敗で並ぶ可能性があるため同日の準決勝進出決定はない。15日の結果で3チームが2勝1敗となった場合は当該チーム間の(1)失点率(2)防御率(3)打率(4)抽選で順位を決め、1位は通過、2、3位は16日にプレーオフを行う。14日に日本が負けると全チーム1勝1敗となる。

=2017/03/14付 西日本スポーツ=

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