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川崎、バント狙いで松田にムネ熱エール「侍ジャパンが一番デンジャラス」

■日本代表VSカブス

 【フェニックス(米アリゾナ州)森 淳】第4回WBC日本代表が18日(日本時間19日)、WBC連覇を経験しているカブスの川崎宗則内野手(35)から世界一奪還への“胸熱”エールを受けた。カブスのキャンプ地メサでの練習試合は、1番遊撃に入った川崎の1安打2盗塁もありカブスが6-4で勝利。準決勝の相手は米国に決定したが、ソフトバンク時代の先輩小久保監督や後輩松田らと言葉を交わした“元祖・侍”は「相手チームが一番やりたくないのは日本」と、世界一へ太鼓判を押した。

■1番で1安打2盗塁

 2006、09年の連続世界一戦士は言い切った。「侍ジャパンのみんなが一番デンジャラス」。練習試合があった時点で、準決勝の対戦相手は未定だったが、川崎は「相手が一番やりたくないのは日本」と明言。「他の国の戦い方は知ってる。投手の癖も分かってるし。一番情報がないのは日本。これを強みにしない手はない。こっちは優位。思い切ってやればいい」。根拠を挙げて背中を押した。

 試合では3打数1安打1四球の2盗塁。侍ジャパンの藤浪を足でかく乱した。「『来い、晋太郎!』ってね。会ったこともないのに呼び捨てにしてしまったので、それだけは謝っておこうかと」。初回先頭で、名手菊池の処理に走り勝つ内野安打。続く打者への初球で二盗を決め、二つの内野ゴロでホームを踏んだ。

■ブカブカユニホーム

 普段は下位を打つが、首脳陣の粋な計らいで1番に入った。「今朝マドン監督に会って『おまえが監督、キャプテン、ヘッドコーチ、全部やれ』って」。ブカブカのパンツ、ストッキングを上げた着こなし。「洗濯(ユニホーム)が来てなかった。隣のやつに借りて。だから大きいでしょ。侍ジャパンのときに何でちゃんとしてないの、って思ったけど。しょうがない」

 格好は不本意でも、日本を体現するような足攻めを続けた。四球で歩いた3回も二盗を決め、得点につなげた。「速いやろ? まだまだ走るぞ」と後輩の松田に声を掛けたが、実はこの打席で2度、セーフティーバントの構えをした。その意図はこうだ。

 「(三塁の)マッチ(松田)に捕らせたかった。ボールだったからできなかったけど。一回ぐらいマッチに捕らせて、(天然芝の)感じをね」。人工芝に比べて天然芝ではゴロの勢いがそがれる。三塁もメジャー通算24試合で経験。バント処理の確認を引き出すプレーだった。4回に再び試みたが、今度は三塁線へのファウル。「マッチのプレッシャーに負けた。そこら辺、マッチが成長したなと。彼がいる限り、ジャパンが負けることはないでしょう」と“元気印”の系譜を引き継ぐ松田を持ち上げた。

 小久保監督には「頑張ってください。応援してます」とあいさつした。「みんな堂々としてて。僕が知らない選手がいっぱいいたけどほんと上手。今日のプレーを見て間違いなく世界一になると確信した」と景気づけ。「今日は相手が悪かった。僕がいたのが間違い」と笑う。6回限りで交代。今季もマイナー契約からメジャーを目指す立場ながら、侍への変わらぬ熱い思いを表現した。


◆神の手 06年の第1回大会、キューバとの決勝。1点差に詰め寄られた直後の9回1死一、二塁で、イチロー(マリナーズ)が右前打を放つと、川崎は迷わず本塁突入。「左手でいったら間に合わない」と、回り込んで捕手の足の間に右手を差し込みホームベースにタッチ。この生還を機に、日本は一挙4点を加え、10-6で打ち勝った。

=2017/03/20付 西日本スポーツ=

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