武田、フォーク再び 千賀の“お化け”に触発

中田とフォークボールの握りについて話す武田
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フォークボールを投げる武田
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新調されたコカ・コーラシートに座る武田
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■あす2軍戦登板

 福岡ソフトバンクの武田翔太投手(23)が27日、フォークボールの再習得に意欲を見せた。侍ジャパンの一員として出場したWBCで縦の変化の有効性を再確認。2013年シーズンを最後に封印してきたフォークに再び取り組むことを明かした。今季の目標は200投球回。WBCに出場した年に200イニングをクリアしたのは09年の涌井(西武)、13年の田中(楽天)のみ。高い目標を据え、開幕から全力で突っ走る。

■苦手で4年前封印

 侍での戦いを終え、さらなる向上心が湧いていた。ヤフオクドームでの先発投手練習。武田はキャッチボール相手の中田からフォークのアドバイスを受けた。「フォークがあった方がいいなと思ったので。練習しないといけない」

 WBCで気付かされた。満足できる戦いではない。1次リーグの中国戦に先発し、3回を被安打4の1失点。これが本大会では最後の登板となった。一方で、同僚の千賀は「お化けフォーク」を武器に大車輪の活躍。準決勝の米国戦の敗戦をベンチで見守るしかなかった。

 「打者のポイントが近かった。向こうの打者は反応が分からない。来た球に反応して打つので横や大きな変化には対応できる。真っすぐ系から変化する球が武器になればいいかな」

 そこで着目したのがフォークだった。4年前に試合でも投げていたが、「抜くイメージの変化球は苦手なので」と封印した。しかし最大の武器である縦のカーブに、落ちる球が加われば投球の幅も広がる。「以前は(落ち幅が)ボール1個分ぐらいだったけど、空振りを取れるようになれば」と落差の大きな変化を思い描く。今後キャッチボールやブルペンを経て実戦仕様に仕上げる予定だ。

■大きな落差を追求

 帰国後の状態にも問題なく、開幕2カード目、4月4日からの楽天戦で先発することが濃厚だ。目標に掲げる200イニングのためにも出遅れは許されない。過去のWBC組では涌井、田中しかクリアしていないハードルだ。「毎年、そこにはいきたいと思っている。2試合ほど(早い回で)ノックアウトされたら駄目だから、難しいですけど」。1年間ローテを守った昨年は27試合に登板。同じ登板数だとすれば、1試合平均7回1/3以上の投球が求められる。早期降板は命取りだ。

 あす29日のウエスタン・広島戦(タマスタ筑後)で80~90球の調整登板に臨む予定。「いい感覚で投げられるように」。不完全燃焼に終わったWBCの悔しさをシーズンにぶつける。 (小畑大悟)

=2017/03/28付 西日本スポーツ=

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