川崎、きょう入団会見 工藤ホークス、覇権奪回へ

米国から福岡空港に帰ってきた川崎
米国から福岡空港に帰ってきた川崎
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 ただいま! きょう第一声-。米大リーグのカブスからフリーエージェント(FA)となっていた川崎宗則内野手(35)のホークス復帰が31日、決定した。4月1日に福岡市内で入団会見に臨む。31日は家族と米国から帰国し、成田経由で福岡入り。前祝いとばかりにチームもヤフオクドームでの開幕戦でロッテに逆転勝ちした。工藤公康監督(53)就任3年目で初のオープニングゲーム勝利。帰還した背番号52を加え、日本一奪回へ突き進む。

■福岡到着

 最高のムード、これ以上ないタイミングで川崎が、再びホークスのユニホームに袖を通す。ヤフオクドームの開幕戦で白熱の投手戦が繰り広げられていた午後8時すぎ、川崎を乗せた便が福岡空港に到着した。カートにはスーツケースの山とカブスのスポーツバッグ。契約解除されてから、まだFAの身だけに「またあらためて話します」と多くは語らなかったが、きょう1日に入団会見を行う。

 カブスがキャンプを張る米国アリゾナを3月30日(米国時間)早朝に出発し、ロサンゼルス、成田を経由しての福岡入りだった。総飛行距離1万キロ超、移動時間は計約22時間。「とりあえず時差ぼけがきつい」とも漏らした。それでも成田空港で福岡行きの便に乗り継ぐ際には、修学旅行帰りの高校生から記念撮影を求められて応じるなど、搭乗待ちの一般客と気軽に談笑する姿が川崎らしかった。

 今後はメディカルチェックを含め正式契約の手続きに移行していくことになる。工藤監督は当面の見通しについて「どういう状態か。試合勘もあるだろうし、どれぐらいの調整が必要か話してから」としたが、川崎はカブスの米アリゾナ州メサでのメジャーキャンプで、同26日(日本時間同27日)のパドレス戦までオープン戦に出場。試合勘は問題ない。早期合流、出場選手登録に支障は少なそうだ。明石が故障で離脱することになったチーム状況もあり、川崎の存在は心強い。

 福岡空港では、待ち構えた報道陣の質問をはぐらかしながら、「『おかえり』ということになるのか」との問いには「なるかもよ?」と思わせぶりに笑った。「リリース(契約解除)されて、こうやって帰ってきたけど、野球はやめません」。この点はきっぱりとした口調で強調した。

 「今日は早く寝ます。寝るのも仕事なんで」。川崎が迎えの車に乗り込む頃、本拠地の観衆は痛快な逆転劇に酔っていた。電撃的な古巣復帰を象徴するような帰国翌日の入団会見に、工藤監督も同席のもとで臨む予定だ。5年間、眠っていた背番号52とともに「ホークス川崎」が復活する。

▼ソフトバンク・孫正義オーナー(川崎について)「まだ正式(決定)じゃないけど、ぜひ期待したいと思う。情熱と素晴らしいプレー。ファンも期待して待っていると思います」

◆川崎宗則(かわさき・むねのり)1981年6月3日生まれの35歳。鹿児島県出身。鹿児島工高からドラフト4位で2000年に福岡ダイエー入団。遊撃の定位置をつかんだ04年は最多安打、最多盗塁のタイトルを獲得。ベストナイン、ゴールデングラブ賞を各2度受賞。08年北京五輪、06、09年WBCで日本代表。11年オフにFA宣言して米球界に移籍し、12年マリナーズ、13年からブルージェイズ、16年はカブスでプレー。180センチ、79キロ。右投げ左打ち。

=2017/04/01付 西日本スポーツ=

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