五十嵐持ってる!4勝!! 6回1死一、三塁9球で火消し

6回2死一、三塁、オリックス代打・西野から空振り三振を奪ってほえる五十嵐
6回2死一、三塁、オリックス代打・西野から空振り三振を奪ってほえる五十嵐
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 9球でチームに勝ち運を引き寄せた。同点の6回1死一、三塁。粘投を続けた摂津から、五十嵐がバトンを受けた。大城はフォークボールで三ゴロに仕留め、西野は高めの直球で空振り三振。派手なアクションでガッツポーズし、大きくほえた。

 登板時、佐藤投手コーチから「三振を取ってきてくれ」と送り出された。「できれば二つ、三振を取りたかったけど。でも、最後に取れてよかった」。春季キャンプに千賀に教わったフォークも効いた。直後の7回、内川が決勝弾。五十嵐に今季4勝目が転がり込んできた。5月中旬で早くもホークス5年目で最多の白星だ。日本球界では、ヤクルト時代の2000年に中継ぎながら、両リーグ1番乗りで10勝を挙げるなど、11勝をマーク。4勝は04年に5勝をマークして以来13年ぶりだ。

 5勝の千賀に続き、中田、東浜と並ぶチーム2位の勝ち星。「ただ運がいい、というか。できれば先発に勝ちを付けたい」と恐縮するばかり。ただ、登板18試合で計2失点、防御率1・06の成績は胸を張れる数字だ。「先発の勝ちを消していないのは、自分の中で何とか救いになる。その辺りは、喜んでいいのかな」

 昨季は移籍後初の防御率3点台。以前のように「勝利の方程式」に並べなかった。昨季開幕後、体には異変があったという。「試合で投げていけばもちろん減るけど、思ったよりも筋肉量が減るのが早かった」

 ウエートトレーニングの頻度を昨季の週1度から2度以上に増やした。同時に体にキレを増すため、短距離走も増やし、負荷の軽い自転車型トレーニング器具を高い回転数でこぐ練習も取り入れた。現状「試合で投げても筋肉量が減っていない」状態を手に入れた。

 28日には38歳になる。「勝ち運というか、勝負ごとだから頼るわけじゃないけど、しっかりものにできた」と工藤監督も頼りにするベテラン。サファテ、岩崎、森の勝ちパターンに登場する投手以外にも、強力な存在がホークスにはいる。 (谷光太郎)

=2017/05/19付 西日本スポーツ=

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