ホークス甲斐、「バズーカ」は城島以来 盗塁阻止率5割へ

ノックを受ける(左から)甲斐、鶴岡、高谷
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 成長株の甲斐拓也捕手(24)が16日、チームの逆転優勝と、シーズン盗塁阻止率5割のダブル達成を視野に入れた。前半戦83試合のうち、捕手としてチーム最多48試合で先発出場。リード面の反省を日々重ねつつ、盗塁阻止率は両リーグトップ4割7分6厘を誇る。2002年城島健司(当時ダイエー)がマークした5割8厘以来の“大台”は現実的な数字だ。後半戦開幕カードの西武はリーグ最多69盗塁。「甲斐砲」でまずは獅子の足攻を止める。

 チームにとって勝負の後半戦が、甲斐の今後の野球人生を左右する。ベテラン高谷の故障離脱に加え、著しい成長で、ここまで48試合の先発出場を勝ち取った。東浜や千賀ら、若手投手とのバッテリーで白星をつかんだ一方で、リード面で課題を感じている。

 「自分の力不足を感じる場面が、たくさんあった。もっともっと投手とのコミュニケーションを重ねなくちゃいけないし、相手打者を観察しないと」

 昨季までの通算出場は15試合。育成ドラフト出身のプロ7年目は、大転換のシーズンを過ごしている。「チームに勝ちを持ってきたいし、投手を助けたい」。そのためにも、ストロングポイントの送球に磨きをかけてきた。盗塁阻止率、4割7分6厘(21企図で10度阻止)は両リーグトップを誇る。

 「投手との共同作業なのはもちろんだし、投げた上で、走者をうまくタッチしてくれる内野手の皆さんのおかげ」という前提は揺るがない。周囲の努力を結果につなげるためにも、日々、キャッチボールから正確な送球を意識している。

 「自分が強肩だとは思っていない。僕より遠投できる人は多い」と分析。その上で「手首から先、特に中指と人さし指でいかに強くボールを押し込めるか。その上で狙ったところにボールを投げられるか」を意識してきた。なるべくロスのない動きで強烈なスピンをかけ、狙ったポイントに投げている。

■足自慢の西武止める

 盗塁阻止率5割をマークできれば、パでは2002年城島以来となる。その強肩を「バズーカ」とたたえられた、かつてのスーパーキャッチャーだ。「チームが勝った上で、その数字までいければうれしい」。後半戦開幕カードの西武は、秋山や金子侑に加え、ルーキー源田や外崎ら機動力を武器にする選手が増えてきた。まずは「甲斐砲」で獅子を足止め。逆転V、阻止率5割ダブル達成への、新たな一歩になる。 (谷光太郎)

=2017/07/17付 西日本スポーツ=

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