ホークス工藤監督、信長式天下獲り!! 「長篠」ばり積極入れ替え、第1弾は塚田昇格へ

円陣で工藤監督(中央左)の言葉を聞く選手たち
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選手たちの練習を見る工藤監督
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きょう昇格する塚田
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 好調な順に「バンバン」出てこい! 福岡ソフトバンク工藤公康監督(54)が“信長式”での逆転Vを成し遂げる。「鷹の祭典」初日の17日の西武戦から後半戦がスタート。16日、筑後で行われた全体練習で選手らを前に訓示。残り60試合はコンディションを重視し、1、2軍の入れ替えも積極的に行う考えを示した。戦国武将織田信長が長篠の戦いでとったとされる鉄砲三段撃ちのように、常にイキのいい戦力を前線に送り込む戦法で、一騎打ちの様相を呈している楽天との覇権争いを制しにいく。

■選手に覚悟の訓示

 後半戦への出陣を控え、工藤監督が選手たちの前に立った。炎天下の筑後サブグラウンドで、約1分半の訓示。1・5ゲーム差で先を行く楽天を逆転しなければ、天下統一は果たせない。きょうの西武戦を含めてレギュラーシーズンは、あと60試合。指揮官は、秋に必ず頂点に立つための覚悟をあらためて示し、選手たちにもそれを求めた。

 「残り60試合、みんなで力を合わせて頑張っていこう。厳しい戦いになる。調子が落ちたりすれば(2軍に)落ちることもあるし、より調子のいい人を(1軍に)上げていく。秋にみんなが笑えるよう、こちらもベストを尽くしてやっていくので、ベストを尽くしてやってほしい」

 時には非情になってでも、積極的な戦力入れ替えで勝負の後半戦を戦っていく構えだ。最大11・5ゲーム差を日本ハムにひっくり返された昨季は7月が11勝11敗で8月が11勝14敗。勝ち越せなかった夏場の失速が、歴史的V逸の原因となった。12球団トップともいえる「質」の高い主力陣がそろっているのは間違いないが、個人差はあれど夏場は疲労が最も出てくる。昨季の反省も踏まえ、今年は戦力の「量」の高さも生かし、勝負どころでも強さをキープし続ける。

 主力に故障者など続出した前半戦でも、投打ともに若手や脇役が十分すぎる働きでその穴を埋めた。昨季まで未勝利の石川と松本裕が、先発で計6勝。6月中旬に1軍昇格した高田は本職は二塁だが、好守に加え打率3割超えの活躍でここ数試合は腰を痛めた今宮の代役を十分に果たした。Vのためには、チーム全体の状態を落とさないことが最大のカギとなる。名だたる武将が割拠した戦国時代。工藤監督と同じ尾張国(現愛知県)出身の織田信長が長篠の戦い(1575年)で当時最強とうたわれた騎馬隊の武田軍相手に用いたといわれる「鉄砲三段撃ち」のごとく、常にイキのいい戦力を代わる代わる前線に送り込む戦法で、敵を撃ち落とす。

■コンディション重視

 言葉だけでなく、早速動いた。打線は右の代打が手薄な状況なだけに、15日からの2日間は2軍から吉村、江川、塚田、真砂の右打者4選手が1軍練習に参加。首脳陣のチェックと協議の末、17日から塚田が1軍に昇格することが決まった。

 代わって釜元が2軍降格するなど、選手らにとっては特に後半戦は1軍にいても悠長にしていられない状態が続く。監督もそれは十分に承知の上だ。訓示では「この世界は勝たないといけない」と、あらためて厳しい言葉も選手に投げかけた。戦国時代同様の覚悟で、必ず覇権を奪回する。 (倉成孝史)

=2017/07/17付 西日本スポーツ=

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