「デスマッチ」ホークス負けん 初回弾弾、アベック6戦全勝

1回1死二塁、右翼席に2ランを放つ松田
1回1死二塁、右翼席に2ランを放つ松田
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1回2死、左翼席へ25号ソロを放つデスパイネ
1回2死、左翼席へ25号ソロを放つデスパイネ
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ソロを放ちベンチで迎えられるデスパイネ(右)
ソロを放ちベンチで迎えられるデスパイネ(右)
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お立ち台でポーズを決めるモイネロ(左)と松田
お立ち台でポーズを決めるモイネロ(左)と松田
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 一歩も譲れないデスマッチには「デスマッチ弾」が効く。工藤ホークスが全て1点差で4連勝を飾り、貯金を昨年の最多に並ぶ33とした。初回に松田宣浩内野手(34)が先制18号2ランを放ち、アルフレド・デスパイネ外野手(31)は自己最多の25号ソロ。2人のアベック弾が出ればチームは6戦全勝となった。2005年に球界参入したソフトバンクは14日にホークス球団誕生の地、大阪で通算1000勝目を狙う。

 ■貯金33

 死のふちに追いやる「デスマッチ弾」が初回にいきなりさく裂した。まずは松田だ。1死二塁から外角低めにバットが伸びた。十八番(おはこ)の形で上原の140キロを捉えた打球は右翼スタンドに飛び込む先制の18号2ランとなった。前日12日は3度の得点機で凡退。その鬱憤(うっぷん)を1打席目で晴らした。

 「映像を見返したらよく飛んでいたね。パワーが付いたかな」と自身も驚きの一発だ。この日は3万8585人の満員御礼。スタンドを埋めたファンとともに「熱男~っ!」を絶叫した。「100点満点の熱男だった」。拳を突き上げながら一体感を味わった。

 その勢いに乗ったのがデスパイネだ。2死から沈むフォークをすくった。左翼席最前列に飛び込む一発は来日4年目でシーズン最多の25号ソロ。この1点が最後まで日本ハムに重くのしかかった。工藤監督も「2本の本塁打がいいところで出た。デスパイネが続いてくれたのが大きかった」とヒーローたちをたたえた。

 左手親指骨折の内川が不在の中、クリーンアップに座る2人のアーチ競演は6月8日ヤクルト戦以来、今季6度目。その全ての試合でチームは勝利を挙げており「死の宣告」ともいえる破壊力を持っている。

 不吉な語呂とは裏腹に互いを認め合う仲だ。松田にとってデスパイネは、ロッテ時代はもちろん今春WBCでも対戦した相手チームの主砲。元々恐怖は感じていたが、今年から同僚となりあらためて3歳下の助っ人に敬意を払うようになったという。圧倒的な飛距離とミート技術を支える、誠実な姿勢に共感。「体も強いし、野球に真面目。すごく頼りになる」と評す。

 一方のデスパイネは、松田の放つオーラに感化されている。「人間としても選手としても最高。彼は周りに元気を与えてくれる」と賛辞を惜しまない。チームはもちろん、外国人選手の家族にも気さくに声を掛けてくれる兄貴分に心強さを感じている。

 2発で奪った3点を投手陣が守り抜き、全て1点差勝ちで4連勝。松田は「弱いときはできない。強いから勝ち切れる」と接戦を取りこぼさない現状に強さを感じている。積み上げた貯金は昨年の最多に並ぶ33となり、ソフトバンク通算1000勝にも王手。ぴたりとくっついて離れない楽天との「デスマッチ」が続く中、勝負強い主軸のバットが頼もしい。 (鎌田真一郎)

=2017/08/14付 西日本スポーツ=

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