ホークス中田77日ぶり気迫!!6勝

6勝目を挙げ工藤監督のねぎらいを受ける中田(右)
6勝目を挙げ工藤監督のねぎらいを受ける中田(右)
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 約1カ月ぶりの先発マウンドで、35歳のベテランが気迫を発散させた。7点の大量援護をもらっていた3回。2死から満塁としながら、中田は動じなかった。4番山川をフルカウントから6球目のスライダーで空振り三振。「思い切っていきました」と振り返った。

 6月8日のヤクルト戦以来、77日ぶりの白星となる今季6勝目。投げ合った菊池が「反則投球」で崩れる中でもペースを乱さなかった。「立ち上がりから飛ばしたけど、スムーズに入れた」。持ち前の右腕の強い振りがよみがえり、失点は2回のメヒアのソロによる1点だけだった。

 今季の西武戦は前回対戦まで2戦2敗、対戦防御率は20・25という屈辱の数字だったが、7回1失点の快投で借りを返した。「優勝を争うチームで仕事ができたことはうれしい」。先発陣が踏ん張った今カードの失点は0、0、1。ブルペンの負担も少なかった。

 今季は開幕ローテに入りながら、春先から不安定な投球が続いた。2軍で再調整期間を設け、今月は登板過多の中継ぎ陣を助けるため救援で起用されたが、この機会を生かした。ブルペンでマウンドの傾斜を使う頻度が増えたことで投球フォームを固められた。

 サファテや岩崎ら速球派の投球練習も観察。「(自分は)力が入り過ぎる投げ方になっていた。中継ぎの期間は自分のプラスになった」。中継ぎ起用が多かった中日時代の2013年に守護神の岩瀬をブルペンで観察し、自身の改善につなげた経験も生きた。

 首脳陣は武田を来週の木曜日の先発候補と考えていたが、中田の好投で再考の余地が生じた。工藤監督は「また次、多分チャンスもあると思う。今日のピッチングを忘れずに投げていってほしい」と期待した。バンデンハーク、石川とともに西武の強力打線を封じた今カードの3連戦3連勝は、ポストシーズンへ向けた好材料にもなった。 (谷光太郎)

=2017/08/25付 西日本スポーツ=

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