ホークス工藤監督 日本一までカツ!! M4あすにも胴上げ

円陣を組む選手たちを見守る工藤監督(後方中央)
円陣を組む選手たちを見守る工藤監督(後方中央)
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 本当のゴールはまだ先だ!! 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(54)が12日、2年ぶりのリーグ制覇を目前にして手綱を締めた。楽天が敗れたため、優勝へのマジックナンバーはついに「4」。2年前に達成した「9・17」のリーグ最速Vを更新する可能性もあるが、あくまで目標はポストシーズンを勝ち抜いての日本一であることを強調した。前人未到のシーズン100勝も夢ではない最強軍団はリーグVを「通過点」にして、日本一奪回まで勝ち続ける。

■史上初100勝現実味

 歓喜の瞬間がそこまで迫っていても、気の緩みはみじんもない。午前11時から本拠地で行われた全体練習。工藤監督は集合の円陣に加わった後、いったんベンチ裏へと消えた。監督室にこもって倉野投手統括コーチと念入りなミーティング。報道陣の前に姿を見せたのは約2時間後だった。優勝決定の日が近いことを報道陣から問い掛けられると、力強い言葉で返した。

 「どうなろうが、相手うんぬんより自分たち。ここで終わりです、というならいいけど、そうではなくクライマックスシリーズ(CS)もある。(CSで)勝たないといけない。ここで終わるわけじゃない」

 このまま独走でゴールテープを切ったとしても、本当の“ゴール”はまだ先にある。現状2位以下に大差をつけているとはいえ、CSで足をすくわれれば、日本一への道を閉ざされる。当然ながら、圧倒的な強さで積み重ねてきたレギュラーシーズンの白星も無駄となる。2004年のプレーオフ制導入後、ホークスはシーズンを1位で通過しながら、過去3度も頂上決戦に進出できなかった苦い経験がある。もちろん、日本ハムに最大11・5ゲーム差を逆転された昨季の屈辱も忘れていない。

 それだけに記録的なリーグVさえも「通過点」と捉え、日本一奪回の瞬間まで気を抜くことはない。リーグ優勝後も手綱を緩めず「消化試合」も設けない。先発投手陣では東浜、千賀、バンデンハークの「2桁勝利トリオ」がそれぞれタイトル獲得の可能性を残している。「それは勝った(優勝した)あとで考える」と工藤監督は口にするにとどめたが、戦列に戻って間もない和田を含めた現状の「4本柱」には優勝決定後も、引き続き現行のローテーション通りに先発マウンドを任せていく可能性が高い。

 同じく野手陣でもデスパイネ、柳田がキング争いに身を置く。現在87勝40敗。投打にわたって主力が「完走」すれば、前人未到の大記録にも夢が膨らむ。残り16試合で13勝すれば、プロ野球史上初のシーズン100勝に到達。首位に浮上した8月15日から18勝3敗と勝ちまくっているだけに、現実味は十分にある。勢いを増しながら頂点へと突き進むホークス。目標を見誤らず、決してぶれない戦いぶりが歴史的Vに花を添えるムードさえ漂い始めた。

=2017/09/13付 西日本スポーツ=

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