ホークスM点灯後初黒星 バンデンW不敗神話止まった

6回無死、オリックス・マレーロに3打席連続となる16号ソロを浴び立ち尽くすバンデンハーク
6回無死、オリックス・マレーロに3打席連続となる16号ソロを浴び立ち尽くすバンデンハーク
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 驚きの9月初黒星-。工藤ホークスが優勝へのマジックナンバーを点灯させてから初めての黒星を喫した。本拠地と対オリックスのダブルの「不敗神話」を持っていたリック・バンデンハーク投手(32)がマレーロに3打席連続で被弾。チームの連勝も9で止まり、14日の本拠地胴上げがなくなった。一方で楽天が敗れたため、優勝マジックは3。歓喜のゴールは確実に近づいている。最短の優勝決定は16日の西武戦だ。

 ■連勝「9」でストップ

 向かうところ敵なしだった工藤ホークスが、ゴール目前で小休止だ。2週間ぶりとなった敗戦後、会見場に姿を現した工藤監督の第一声は「今日は多いじゃん」。通常の倍ほど集まった40人近い報道陣の数に驚いた。勝てば可能性があった14日の本拠地Vが消滅。次の福岡での試合は23日までないために、ヤフオクドームでの胴上げの可能性が限りなく低くなった。

 「すいませんでした」。地元ファンの心情を察して頭を下げた工藤監督だが、歓喜の瞬間は着実に迫っている。楽天も敗れ、残り15試合でマジックは一つ減って「3」。もう優勝は秒読みだ。ただ、この日の黒星そのものに焦点を当てれば、見慣れないシーンが続いた。3点ビハインドの6回。バンデンハークが、フルカウントからマレーロに投じた外角スライダーを左中間席に運ばれた。2回のソロ、4回の2ランに続き、同じ相手に3被弾。「王手」の期待も担っていた助っ人右腕は肩を落とした。

 「4回のカーブは失投だった。6回もフルカウントにしたことが原因。自分のピッチングができず、チームに申し訳ない」

 来日1年目の2015年には、優勝目前の9月16日のオリックス戦で勝利投手となり、マジックを「1」に減らしていた。その“再現”とはならず、来日以来、無傷の9連勝中だった好相性のオリックス戦で初の敗戦。同じく14連勝中だった本拠地ヤフオクドームでも来日初黒星となった。「勝ちたかったけれど、結果的にそうならなかったのはしょうがない」。ダブルの「不敗神話」もストップしてしまった。

 勝てば11年以来の10連勝だったチームも、今月1日にマジック「16」を初点灯させてから、初めて自力で減らすことができなかった。ただ、工藤監督をはじめ選手、スタッフが下を向くことはない。久々に黒星の苦さを味わったことで、逆に一戦必勝への思いを強くしたのも事実だ。「頑張ります、明日。今日終わったので切り替えて。明日勝てるように。みんなで全力で頑張りましょう」。日々新たな気持ちで戦いに臨んできた。いまさら、工藤スタイルを変えることはない。14日はスカッと勝って、敵地メットライフドームに乗り込む。 (倉成孝史)

=2017/09/14付 西日本スポーツ=

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