工藤ホークス92勝 いざCSモード デスパ35号&102打点2冠見えた

2回無死、35号ソロを放つデスパイネ
2回無死、35号ソロを放つデスパイネ
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■西武に8-5

 ホークス史上最強助っ人襲名へ! アルフレド・デスパイネ外野手(31)が「2冠」を引き寄せた。キング争いのトップを走る35号ソロ本塁打。さらに相手失策で1打点を加えて102打点に伸ばし、リーグ単独トップを守った。内川の復帰も間近に迫るなどポストシーズンに向けた準備が進む中、チームは今季92勝目をマーク。1956年に西鉄と南海が96勝を挙げて以来の勝ち数となった。

■「完璧に捉えられた」

 クリーンアップの留守を預かる最強助っ人が、2冠をグイッと引き寄せた。力強い打球がバックスクリーン左に着弾。2回だった。デスパイネが、キングを独走する35号ソロを放った。打った瞬間にそれと分かる一撃にゆっくりと駆けだすと、ベンチ前ではヘルメットをつま先につけるおなじみのポーズを決めた。

 「初回に点を取られた後だったので、まず1点を返せて良かった。自分のスイングで完璧に捉えられた」

 2点を追う2回の先頭。フルカウントから高めに浮いた岡本のスライダーを振り抜いた。7試合ぶりの一発で2位レアード(日本ハム)に3本差をつけた。

 3回1死満塁の勝ち越し機では遊ゴロ失策ながら、1打点をゲット。2回のソロ本塁打と合わせた2打点を加え、これで102打点で2位の柳田、浅村(西武)と3点差。本塁打王のタイトル獲得となれば、ホークス球団の外国人選手として初。打点王は同じく1992年のブーマー以来だ。もちろん2冠獲得は初めてで「球団史上最強助っ人」の称号を得ることになる。

 「そこはあまり意識していない。残り試合をチームの勝利のために貢献するだけ」。優勝が決まってもフォア・ザ・チームの姿勢は崩さない。中軸トリオを形成した内川、柳田が離脱してもどっしりと4番に座る。その分、相手マークも集中するが「シーズンが始まってから常に集中して打席に入っている。2人がいてもいなくても変わらない」ときっぱり言い切った。

 だからV決定後も休まずに試合に出続けている。むやみに一発を狙うこともない。「リーグ優勝が第一の目標だった。タイトルよりCSに向けて、チーム一丸となって戦う準備をしないといけない」。その目は次なる戦いだけを見据えた。

 デスパイネの言葉はチームの総意でもある。左手親指骨折が癒えた内川が大阪遠征から合流予定。工藤監督も松田にバントを命じるなどバスターやスクイズのサインを多用し、短期決戦の準備を進める。ヤフオクドームでのシーズン最多を更新する47勝目を挙げ、CSで対戦する可能性がある西武に同ドームで7連勝(11勝1敗)フィニッシュだ。主将も戻って残り4試合。手綱を緩めることなく日本一まで突っ走る。 (小畑大悟)

=2017/09/29付 西日本スポーツ=

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