ホークス柳田はCS不在でも…不安一掃!!内川弾 紅白戦、松田も続いた熱男リハ弾

紅白戦で6回無死、左中間に本塁打を放つ内川
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6回無死、紅白戦でソロを放ち、「熱男~」と雄たけびを上げる松田
6回無死、紅白戦でソロを放ち、「熱男~」と雄たけびを上げる松田
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 不安一掃だ! 内川聖一外野手(35)が12日、ヤフオクドームで行われた紅白戦で、7月に左手親指を骨折後、実戦で初となる本塁打を放った。右脇腹を痛めている柳田悠岐外野手(29)のクライマックスシリーズ(CS)ファイナル出場は絶望的な状況。攻撃力の低下が不安視される中で、シーズン最終盤に4番に復帰した主砲が頼もしい一発を打ち込んだ。

■回復ぶり順調

 ヤフオクドームに乾いた衝撃音が響いた。白組の「4番一塁」で出場した内川は、6回先頭で打席に立つと、カウント3ボール1ストライクからの5球目、松本裕の136キロを捉えた。打球は左中間スタンドへ。7月23日ロッテ戦で左手親指を骨折してから実戦では初の“復活弾”となった。

 悠然とダイヤモンドを回った内川は紅白戦後、冷静な口調で振り返った。「打った、打たないとかはどうってことない。それよりも、どれだけ緊張感を持ってやれるかが大事」。豪快な一発にも、浮かれることはなかった。

 短期決戦に向け、求める環境がある。約2カ月のリハビリを経て、1軍復帰したのは9月30日。当初は打席での感覚が戻らなければ、秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」で調整する案もあった。だが、10月6日オリックス戦から4番に復帰すると、レギュラーシーズン最終戦だった8日楽天戦で1軍復帰後初のマルチ安打をマーク。順調な回復ぶりは明らかで、宮崎行きを回避した。

 紅白戦はダブルスチールあり、イニング途中での投手交代ありと、手加減なしの真剣勝負。勝利への意識を浸透させるため、スコアボードの隅に紅白の星取が表示され、連勝したレギュラー中心の白組には早速、二つ目の星が加えられた。

 「みんなそれぞれの立場がある中で、集中してやらないといけないし、負けてもいいと思ってやっていない。調整と思っていい調整はできないし、試合の中でやってこそ(課題が)出てくる」。4番として結果を残すために、妥協は許さない。

 内川の離脱後、代役を務めた柳田が右脇腹痛から復帰が見通せず、CS出場は絶望的な状況だ。柳田不在を「想定しないと駄目だよね」と話していた工藤監督は、内川の一発に「本当にピッチャーの生きた球を打つのは大事だと思うし、試合に『よし行ける』となってくれると思う」と期待を膨らませた。CS通算3割6分5厘と短期決戦で無類の勝負強さを発揮してきた4番の、完全復調が見えてきた。 (鎌田真一郎)

■積極打法で2者連発

 主砲内川に負けじと、松田も一発を放った。6回に回ってきた3打席目。紅組5番手松本裕が投じた初球の123キロカーブを左翼テラス席へ打ち込んだ。内川に続く2者連続弾。無観客のスタンドに向かって「熱男」コールのリハーサルまで済ませた。「(今季最終戦から間隔が)離れてないので、感覚は問題ない。CSになれば一球の重みが増す。その一球を仕留めないと駄目なので、超積極的にいきます」。1打席目に摂津から放った中前打も初球と、有言実行の打席を重ねる。

=2017/10/13付 西日本スポーツ=

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