1番抜てき3打数無安打…でも守備がある ソフトB城所「待機中」一転、主張中

2回2死一、二塁、楽天・岡島の中飛を捕球する城所
2回2死一、二塁、楽天・岡島の中飛を捕球する城所
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 ◆パ・リーグCSファイナルステージ第4戦 ソフトバンク4-3楽天(21日・ヤフオクドーム)

 今CS2戦連続のスタメン、初の1番に入ったソフトバンクのセンター城所は、3打数無安打と目立つことはなかった。2番で二塁打2本を放った第3戦があまりに鮮烈だったから、なおさらだ。

 もっとも、代走・守備のスペシャリストだけに、秀でた守備力がある。例えば4回1死二塁、アマダーの中飛に追いついたように、後方の大飛球も危なげなく処理した。村松外野守備走塁コーチは「落下点に入るのが早いし、目線もぶれない。安心して見ていられる」と評価する。ここ2試合、フルでマスクをかぶったキャッチャー高谷も「今日に限らず『あっ、もう動いてるんだ』と思うことがある」と述べた。「昨日(20日の第3戦)の聖沢の左中間への打球とか、打つ前に動いてるんじゃないか」

 その見立ては正しく、城所の感覚はこうだった。「バッターが振り出すぐらいで動く。じゃないと間に合わない。岡田(ロッテ)さんも言ってましたけどね、『打ってから走ったんじゃ遅い』って」。絶えず予測し、修正する。「いい情報って絶対にある。特に(打者と正対する)センターを守ってたら。ここのボールに対しての反応はこうだなとか、今、引っ張りにきてたなとか。タイミングの取り方、振り出しで分かる」

 だから第3戦で、ウィーラーの左中間への大飛球をスライディングキャッチしたようなプレーを目指しているわけではない。「ファインプレーに見せたくないんですよ。それってギリギリのプレーだから」。簡単そうに見せ、手堅く守ることを旨とする。

 昨季交流戦MVPの輝きも長くは続かず、今季は見せ場に乏しく出場2試合3打席、0安打だった。「ここにきて僕が出るって、よっぽどでしょ。ただ、それで意気に感じない選手はいない」。第1戦から2連敗し、工藤監督自ら編んだオーダーに名前が載った。直前の紅白戦で、城所自身も考えてアピールした自負はあった。「打席は少ないって分かってたんで。内容も見られる。だから自分の持ち味を出そうと。状態がいいんじゃないかと思ってもらったんですかね。それで昨日(第3戦)、たまたま結果を出した」

 代わって4年目のホープ上林がスタメンを外れている。「リーグ優勝した中で、あれだけ打って、ホームランも10何本。球団もレギュラーに育てたいと。でも諦めるっていうことはないです」。働きどころに飢えた14年目。したたかに好機をうかがい続ける。

=2017/10/22 西日本スポーツ=

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