陽岱鋼、大嶺祐太、中田翔、大田泰示…4人に共通することって? ドラフト特集

当初はソフトバンクが交渉権を得たと発表され、ホッとして涙を流した福岡第一高・陽仲寿(現陽岱鋼)だったが…=2005年
当初はソフトバンクが交渉権を得たと発表され、ホッとして涙を流した福岡第一高・陽仲寿(現陽岱鋼)だったが…=2005年
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王監督(当時=左)からユニホームを着せてもらい、笑顔を見せる東洋大・大場=2007年
王監督(当時=左)からユニホームを着せてもらい、笑顔を見せる東洋大・大場=2007年
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 【ソフトバンクのドラフト履歴〈1〉】

 クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを2連敗後の3連勝で突破したソフトバンクは、日本シリーズの前に、26日のドラフト会議に臨む。今秋は競合覚悟で清宮(早実高)の1位指名が最有力。球団がソフトバンクとなってから、過去12度のドラフト会議を振り返る。第1回は2005~08年。

 【05年】進路決定への配慮から高校生のドラフトは分離して早期の10月に開催された。ここで抽選結果を巡るトラブルが起こる。ソフトバンクは1巡目で陽(福岡第一高)を指名。日本ハムと競合の末、交渉権を得たと思われたが、直後に「交渉権確定」印の有無から当たりくじの勘違いが発覚した。訂正され、交渉権は日本ハムで確定。同様の取り違えは辻内(大阪桐蔭高)を巡っても起こり、当初、交渉権を得たとみられたオリックスではなく、巨人で確定となった。結果、ソフトバンクは荒川(日大高)を指名。

 11月の大学・社会人ドラフトでは、裏金問題から制度が変更され、93年からの逆指名、01年からの自由獲得枠が「希望入団枠」となり、指名可能な枠も2から1に減った。ソフトバンクの希望枠は松田(亜大)で、入団3年目から正三塁手に。3巡目の藤岡(JR九州)、5巡目の本多(三菱重工名古屋)も主力となる人材だった。また、この年から始まった育成ドラフトでは1巡目で小斉(東農大生産学部)、2巡目で西山(四国IL愛媛)を指名。翌年5月、2人一緒に12球団で初の支配下登録例となった。

 ◆希望枠=松田(亜大)「ホークスは強いチーム。よく練習する印象があるし、そういうところでやりたかった。若さでどんどんいく」※談話はドラフト会議に先だっての入団表明時

 【06年】高校生ドラフト1巡目は相思相愛といわれた大嶺(八重山商工高)を指名も、ロッテと競合。抽選で交渉権をさらわれた結果、福田(多摩大聖ケ丘高)となった。この年は大学・社会人ドラフトで希望枠の大隣(近大)をはじめ、3巡目の高谷(白鴎大)、4巡目の森福(シダックス)、5巡目の長谷川(専大)と、即戦力と期待した選手が長くプレー。育成ドラフト1巡目の山田(つくば秀英高)は4年目に開花し、パ・リーグの「育成の星」の先駆的な存在となった。

 ◆高校生1巡目=福田(多摩大聖ケ丘高)「目標は川崎選手。川崎選手が試合に出るようになった3年前くらいから、ホークスが好きになりました」

 【07年】「BIG3」の一角、中田(大阪桐蔭高)を高校生ドラフト1巡目で指名も、4球団が競合し抽選で交渉権を逃す。代わって指名の岩崎(市船橋高)も中日と競合したが、今度は交渉権を得た。大学・社会人ドラフトは、西武の裏金問題から希望枠が撤廃。6球団が競合した大場(東洋大)の交渉権を、抽選を制して獲得した。「平成の鉄腕」は1年目に華々しくデビューも、浮沈の激しいキャリアを送る。この年は高校生で3巡目の中村(帝京高)ら計3人、大学・社会人2人、育成ゼロの総勢5人と数を絞った。

 ◆大学・社会人1巡目=大場翔太(東洋大)「とりあえず100(勝)という数字を目指していきたいと思います。本気で狙って新人王を取りにいきたい」

 【08年】高校生と大学・社会人のドラフトが再び統合された。1位で大田(東海大相模高)を指名も、巨人と競合。同年シーズン限りで退任した王監督の後を受け、就任したばかりの秋山監督に大役が回ってきたが、ドラ1抽選は4年連続の外れとなった。結果、巽(近大)を指名。この年はソフトバンクとなって以降のドラフトで最多の7人、育成でも5人を指名した。5位の摂津(JR東日本東北)が1年目から2年連続の70試合登板。3年目に先発転向すると、4年目には沢村賞と投手の柱になったが、他の選手は伸び悩み。2位の立岡(鎮西高)は12年シーズン途中に巨人へトレードされてから頭角を現した。

 ◆5位=摂津(JR東日本東北)「昨夜は眠れなかった。(指名漏れが続き)悔しい思いをしてきた。活躍してナンボの世界。ただ入るだけで終わりたくはない」

 (つづく)

=2017/10/24 西日本スポーツ=

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