ソフトB5位田浦(熊本・秀岳館高) 先輩・九鬼とバッテリー組むぞ

ソフトバンクから5位指名を受けて胴上げされる秀岳館高の田浦
ソフトバンクから5位指名を受けて胴上げされる秀岳館高の田浦
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 ドクターKが故郷に帰ってくる。グラウンドもすっかり暗くなった午後7時前。ソフトバンクに5位で指名された熊本・秀岳館高の田浦がようやく表情を崩した。「地元の球団ですごくうれしかった。あまりプロ野球を見ないけど、唯一見ていた球団。大事なところを任せられるようなピッチャーになりたい」と決意表明した。

 福岡県大野城市出身の左腕は熊本の高校でプロへの道を切り開いた。甲子園に4度出場。9月のU-18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)では6試合、13回2/3でなんと29三振を奪ってみせた。「結果に納得して少し自信を持てた」。プロ入りを決意し、スカウトの評価も急上昇した。

 「チェンジアップが武器だと思う」。最速148キロの真っすぐに加え、一瞬浮かんでから沈む魔球がドクターKの原動力となっている。鍛治舎巧前監督は「チェンジアップはプロでも使える」と太鼓判。巨人の田口や鍛治舎氏が松下電器(現パナソニック)監督時代に指導した潮崎(現西武2軍監督)のシンカーを例に挙げ、ウイニングボールになると力説した。

 田浦も「三振を取れるような投手になりたい。取ったら楽しく投げられるので」と笑う。参考にしているのはオリックスの金子。試合前にも映像を見て、イメージをつくっているという。ソフトバンクには1学年先輩の九鬼もいる。「受けてもらいたいですね」と笑顔。九鬼からは鍛治舎氏に電話があり「待っているぞ」と話していたという。

 「しっかり体をつくって少しずつ結果を残していきたい。(同期の)清宮や中村とも対戦したい」。野望を胸に、田浦は生まれ育った地でプロの世界に飛び込む。 (小畑大悟)

 ◆田浦文丸(たうら・ふみまる)1999年9月21日生まれ。福岡県大野城市出身。平野小1年時に平野リトルジャガーズで軟式野球を始め、平野中時代は硬式クラブの糸島ボーイズで投手兼外野手。秀岳館高で1年秋からベンチ入りし、2年秋から主戦。甲子園は2年春から4季連続出場し3季連続4強。9月のU-18W杯では救援5試合、先発1試合に登板し救援部門でベストナイン。170センチ、75キロ。左投げ左打ち。

=2017/10/27付 西日本スポーツ=

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