コメントで読む03年ダイエー日本一 お祭り男・城島「7番に下げられると…」

第1戦の4回、左翼への同点ソロを放ちほえるダイエー・城島=福岡ドーム、2003年10月18日
第1戦の4回、左翼への同点ソロを放ちほえるダイエー・城島=福岡ドーム、2003年10月18日
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第7戦で最後の打者・沖原を三振に仕留め、捕手の城島(手前)に飛びつくダイエー・和田=福岡ドーム、2003年10月28日
第7戦で最後の打者・沖原を三振に仕留め、捕手の城島(手前)に飛びつくダイエー・和田=福岡ドーム、2003年10月28日
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 【コメントで読むホークスの日本シリーズ〈3〉】

 パ・リーグの覇権を奪回し、クライマックスシリーズを制したソフトバンクが2年ぶり17度目の日本シリーズに臨む。球団の福岡移転後、これが7度目の出場。過去6度のシリーズを、当時の西日本スポーツ紙面のコメントから振り返る。第3回は2003年。

 右膝の大けがでシーズンを棒に振った小久保を欠くダイエーながら、井口、松中、城島、バルデスの100打点カルテットを擁し、今なお日本記録のチーム打率.297を残した「ダイハード打線」。第1戦前日に退任報道のあった星野監督率いる阪神との決戦は、史上初めて全試合で本拠地チームが勝ったため「内弁慶シリーズ」と呼ばれた。

 ・第1戦 ダイエー5x‐4阪神(10月18日・福岡ドーム) シーズン34発全てが右投手からだった5番城島が4回、左腕井川からシリーズ通算6号の同点ソロ。「自分では全く(対左腕の成績は)気にならない。まあ、左だったんで7番に下げられると思ったけど(笑)」。9回にズレータがサヨナラ打。

 ・第2戦 ダイエー13‐0阪神(同19日・同) 城島の2試合連発などで伊良部をKO、16安打で大勝。2回の満塁一掃二塁打でこのシリーズ4打点目の鳥越は、明大の先輩で、中日時代の恩師でもある敵将へ「とにかく花道を飾らせないようにしないと」

 ・第3戦 阪神2x‐1ダイエー(同22日・甲子園) 延長10回に篠原が桧山に犠飛を許す。同点の7回2死二、三塁で無失点の14勝ルーキー和田に代打大道を送るも、不発(二ゴロ)だった王監督は「相手も必死。また明日だね。でも気分的には五分だな」

 ・第4戦 阪神6x‐5ダイエー(同23日・同) リリーフ起用したルーキー新垣が3イニング目の延長10回、金本に右越え被弾。王監督は「(敵地で)延長なんだから負けるときはサヨナラだ。これからがホントの勝負になる。シリーズらしくなってきたよ」

 ・第5戦 阪神3‐2ダイエー(同24日・同) シーズン20勝の斉藤が第1戦から中5日で先発も、援護を生かせず6回3失点で黒星。王手をかけられた試合後、囲んだ報道陣に「どいてください」と一言で、この年初めて試合について無言。

 ・第6戦 ダイエー5‐1阪神 (同27日・福岡ドーム) 先発杉内が7回1失点で、第2戦に続く2勝目を挙げ逆王手。「ワンチャンスをものにするチームだから、チャンスをやらなければいいと思った」

 ・第7戦 ダイエー6‐2阪神(同28日・同) 女房役・城島の2打席連発など援護にも恵まれた和田が、無四球の1失点完投で胴上げ投手。最後に空振り三振を奪って一瞬、立ち尽くし「ジョー(城島)さんがガッツポーズしてるのを見て、あ、勝ったんだなと…」。シリーズMVPの杉内が胴上げ1回で落とされる一幕も。

 (次回は2011年、「オレ竜」との激闘)

=2017/10/28 西日本スポーツ=

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