ソフトB和田が“正義の味方” 自主トレ新弟子に田中正義 今季実績は笠谷初1軍

福岡県内であったイベントに参加して子どもたちとふれあう和田
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和田に弟子入りする田中
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8月23日の西武戦でデビューした笠谷
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球場の周りを自転車を使ってトレーニングする和田と寺原
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城島(奥)と自主トレをする和田=長崎県・佐世保球場
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 正義の強力援護を和田が約束-。福岡ソフトバンクの和田毅投手(36)が19日、来年1月の自主トレを来季2年目の田中正義投手(23)らとともに行う考えを明かした。福岡県筑後市のファーム施設を使った今年1月は、同じ左腕の笠谷俊介投手(20)にトレーニングメニューを教え、今季の1軍デビューにつなげた。右肩違和感もあって今季1軍切符をつかめなかった田中にとって、和田への弟子入りは秋季キャンプの「工藤塾」とともに飛躍のきっかけとなりそうだ。

 和田と笠谷の左腕師弟コンビで始まった「筑後組」が、来年1月はさらに大所帯となる。新たに加わるのは2人。来季6年目の育成左腕の伊藤祐と、もう1人は田中。昨年のドラフト会議で5球団に1位指名を受けながら、1軍デビューできず、2軍でも1試合登板に終わった右腕だ。

 和田は20代の投手たちと今年一気に距離を縮めた。5月に左肘の手術を受けた左腕は、リハビリ組にいる期間が長かった。互いの取り組みなどについて話すうちに、和田を中心に“輪”ができた。田中も伊藤祐も、飛躍への材料を求めて門をたたいた。「彼ら自身、どういう投手になりたいのかを話し合いながら進めたい」と和田は話す。

 今年1月の自主トレ。和田より一回り以上年下の笠谷は、ランニングでも体幹トレーニングでも最初はついていけなかった。日米通算131勝を誇る左腕が積み重ねた練習量は並大抵のものではない。それでも歯を食いしばってきた笠谷は、目標の「3年目での1軍デビュー」を果たせた。

 田中は宮崎秋季キャンプでは「工藤塾」で体幹強化など時に1日12時間汗を流した。和田の下での修業は念願の1軍デビューへのさらなる追い風になるはずだ。和田は「1軍で投げられずに悔しい思いをしただろうから」と気持ちを察しつつ「(笠谷も含め)3人とも(キャンプ初日の来年)2月1日にいいアピールができる状態になれば」と願った。

 19日は福岡県内で子どもたちに向けたトークイベントと野球指導を行った左腕。今季レギュラーシーズンは4勝に終わっただけに「僕自身も妥協できない。1年間戦える体をつくりたい。来年は3年契約の最終年。結果を残さなければ」と強調する。秋季キャンプには参加せず、自主調整を続けてきた。日本シリーズ後は肩を休めているが、12月に入り、キャッチボールを再開予定。段階的に強度を上げていく。そして同時に若手も伸ばす。「筑後組」の卒業生が軒並み結果を残せば、V2への道は明るくなっていく。 (谷光太郎)

 ◆和田のホークス在籍時の自主トレ

 ▼2004年 南太平洋のフィジーで寺原と10日間自主トレをした後、鹿児島県川内市(現薩摩川内市)に移動。

 ▼05年 母校の早大・東伏見グラウンドでトレーニング。

 ▼06年 この年からメジャー移籍した城島と長崎県佐世保市で合同トレ。

 ▼07年 宮崎に場所を移す。

 ▼08年 越智(当時巨人)など4選手が弟子入り。

 ▼09年 岩崎やロッテ大嶺祐らが参加。バランス感覚と体幹を鍛えようとカヌーに挑戦。

 ▼10年 ハワイで15勤1休のハードメニューを敢行。期間中7度ブルペンに入った。

 ▼11年 宮崎市と鹿児島県鹿屋市でトレーニング。

 ▼16年 日本球界復帰に備え、母校の早大で始動。

 ▼17年 笠谷との合同トレーニングで筑後のファーム施設をフル活用。

=2017/11/20付 西日本スポーツ=

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