ソフトB柳田、三冠王へ原点回帰 「腕立て、腹筋、背筋」高校球児がえりで体幹強化

記念撮影のときも子供たちは柳田(中央)に夢中。柳田は「前を見ようね!」と声を掛ける
記念撮影のときも子供たちは柳田(中央)に夢中。柳田は「前を見ようね!」と声を掛ける
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小学生の力強いスイングに笑顔を見せる柳田
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 原点回帰で限界突破-。「ベースボールキッズ2017in九州」佐賀会場に参加した柳田悠岐外野手(29)が23日、体幹強化で三冠王への道を切り開く考えを明かした。9月に右脇腹を痛めてレギュラーシーズン最終盤を棒に振ったことで、広島商高時代に取り組んだ「腕立て、腹筋、背筋」の原点に立ち返った。「もっと自分の力を出したい、高めたい」という決意とともに“20代ラストイヤー”の来季に向かう。

 プロ入りと同時に誓った目標は現実になっている。「子供たちに憧れられるような選手になりたい」。柳田は子供たちに何度ももみくちゃにされながら笑顔を浮かべた。「毎年毎年、結果を残さなくちゃ。とにかく活躍したい」。力が湧いてきた。

 今季は打率3割1分(リーグ2位)、31本塁打(同3位タイ)、99打点(同2位タイ)、14盗塁(同8位)。4割2分6厘は3年連続の最高出塁率だがさらなる高みを求める。三冠王についても「リーグで素晴らしい選手がいる中で、全部トップを取るのは不可能に近い。できるだけトップを争えるように。必死に食らいついていく」と手が届かないとは思っていない。

 来季に向け「本塁打と(今季少なかった)盗塁の数は増やしたい。そのためにパワーアップ」と課題を挙げる。「腕立て、腹筋、背筋。原点です。(広島商)高校の時にやっていた。(回数は)高校球児くらい」。9月20日の日本ハム戦でスイングした際に右脇腹を負傷。「体幹を痛めたら普段の生活でも不自由だった。それだけ大事な部分と分かった」。宮崎秋季キャンプから、練習後に自室に戻ると時間を見つけては腕立て、腹筋、背筋を重ねた。まだ強くなったという実感こそ湧かないが「広商の野球部のモットーは『継続は力なり』なので」と効果を信じている。

 球界随一のスラッガーになったが、もっとやれる。「自分でもそう思っている」。秋山幸二前監督(本紙評論家)からはシーズン中に繰り返し「まだまだ力を出し切れていないぞ」と叱咤(しった)された。限界突破。もう一回り大きくなるための原点回帰だ。

 イベントでは、子供たちからヒーローインタビューで連呼した「穏やかな心」について質問が飛んだ。「俺もよく分からんのやけど、冷静になった方が自分のイメージに近いスイングができるということだと思う」と答えた。イメージを具現化し続けられれば、結果につながる。2年連続日本一へ、高い理想を目指し加速する。 (谷光太郎)

=2017/11/24付 西日本スポーツ=

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