ソフトBアッパー柳田 マエケン太鼓判 新人王ベリンジャーもフライ重視 「ゴロ打つな」川崎助言で今季序盤不振脱出

球団納会に出席し乾杯の音頭を取る柳田
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テレビの正月番組に出演するためヤフオクドームを訪れた柳田
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9回2死、右翼席にソロ本塁打を放つ柳田=2015年7月29日
9回2死、右翼席にソロ本塁打を放つ柳田=2015年7月29日
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 続・フライボール革命! 柳田悠岐外野手(29)が28日、来季も「フライ重視」の打撃継続を宣言した。今季序盤は打撃不振に陥ったが、米大リーグから復帰した川崎宗則内野手(36)の助言でフライを打つ意識を心掛ける中で復調し、打撃主要3部門でリーグ3位以内に入った。この日、柳田とともに福岡市内でテレビ収録を行ったドジャース前田健太投手(29)も、チームメートで新人王のコディ・ベリンジャー内野手(22)の姿に重ね合わせ、太鼓判を押した。

 フルスイングが信条の柳田には、今季大きな変化があった。シーズン序盤は打率が2割台を推移し苦しんだ。不振を抜け出すきっかけとなったのが、6年ぶりに日本球界に復帰した、川崎の言葉だった。「ゴロを打つな。フライを打て」。復調した柳田は打率2位(3割1分)、本塁打3位(31本塁打)、打点2位(99打点)と堂々たる成績を残した。

 球団納会に参加した柳田は「その意識は変えませんよ」と、来季も「フライ重視」の打撃を継続する考えを明かした。

 打球傾向の違いは顕著だ。アウトの内容が昨季はゴロ138、フライ62だったのが、今季はゴロ93、フライ100。一方で、本塁打は昨季の18本から31本に増えている。

 この打撃スタイルに太鼓判を押すのが、柳田と同学年で、ワールドシリーズでも登板したドジャースの前田だ。引き合いに出したのは、今季39本塁打でナ・リーグ新人本塁打記録を更新したベリンジャー。柳田がお気に入りのメジャーリーガーの1人だ。

 「ベリーはアッパースイングで世界が変わった。マイナーではそんなパワーヒッターでもなかったのに、今ではホームランバッターだからね」

 前田は投手目線でも、さらに付け足した。「投手がゴロを打たせようとしているのに、ゴロを打つのは思うつぼ。相手のエラーを期待するような時代じゃない。プロはやっぱり、打たないといけない」。右腕が訴えるのは、いわゆる「フライボール・レボリューション」という考え方だ。

 野球界では年々、データ重視の傾向が強まっている。その中で、打球方向の傾向に応じたシフトが敷かれ、ゴロが野手の「網」にかかることが多くなったという。それならば、フライアウトのリスクを負ってでも、よりいい打ち出し角度にするためアッパースイングにし、強いスイングで長打の確率を上げるという考え方が、メジャー球界で浸透。今季のメジャーリーグの総本塁打数6105本は、史上最多となった。

 その傾向は柳田にも、そっくり当てはまっている。2018年もさらにフライを打ちながら、“空中戦”でライバルを制圧する。 (鎌田真一郎)

 ◆コディ・ベリンジャー 今季39本塁打を放ちナ・リーグ新人最多本塁打記録を更新し、ア・リーグのアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とともに満票で新人王を獲得。22歳の左投げ左打ちの強打者で、7月15日にはサイクル安打も達成した。今季は主に一塁手として132試合に出場し、打率2割6分7厘、39本塁打、97打点。父クレイ・ベリンジャーは、2000年にワールドシリーズで優勝したヤンキースのメンバー。193センチ、95キロ。

=2017/11/29付 西日本スポーツ=

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