柳田爆増、1億大台続々…日本一景気のソフトB、日本人年俸総額はどうなった?

契約更改を終え、笑顔で記者会見する柳田=23日
契約更改を終え、笑顔で記者会見する柳田=23日
写真を見る
ソフトバンク時代唯一の登板となった昨年10月、楽天戦での松坂。退団し、年明けに中日の入団テストに臨む
ソフトバンク時代唯一の登板となった昨年10月、楽天戦での松坂。退団し、年明けに中日の入団テストに臨む
写真を見る

 2年ぶりの日本一に輝いたソフトバンクは26日、森唯斗投手(25)が4300万円アップの年俸1億3000万円(プラス出来高)でサインし、年内の契約更改を終えた。ここまでアップは24人、現状維持が18人、ダウンが12人。森で新たな1億円プレーヤーが4人となったほか、柳田悠岐外野手(29)が2億8500万円増の年俸5億5000万円で現役トップに躍り出るなど、日本一らしい昇給例が続いた。一方、今オフは年俸4億円の松坂大輔投手(37)の退団という出来事も。チームの日本人選手(育成選手を除く)の年俸総額はどうなったか。

 ◆投手

 【最大アップ額】岩崎(△6800万円)

 【最大ダウン額】武田(▼3000万円)

 【総額】プラス★1億8700万円★

 昇給の筆頭は球団新記録の72試合に登板した岩崎で、6800万円増の1億3000万円。勝率第1位の千賀が6000万円増の1億2500万円、最多勝の東浜が5400万円増の9000万円で続く。アップは計11人となった。

 和田、摂津は今季振るわなかったが複数年契約の途中で、基本年俸(ともに4億円)は増減なし。現状維持は5人だった。右肩故障で離脱した武田は3000万円ダウンの9000万円。ダウンは8人いたが、1000万円以上減は武田と、中田(1000万円ダウンの年俸8500万円)の2人だけだった。契約更改した投手の年俸総額はプラス2億3000万円。

 ◆野手

 【最大アップ額】柳田(△2億8500万円)

 【最大ダウン額】吉村(▼1000万円)

 【総額】プラス5億2790万円

 レギュラーシーズン終盤の故障離脱こそあったが打率.310、31本塁打の成績を残した柳田が、2億8500万円増、さらに出来高が付いた3年契約を勝ち取った。順調なら来季中に国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たす状況にあり、球団が好条件で引き留めた形。もっとも、来季も同様の成績を残してFA宣言した場合の相場を考えれば、法外な条件でもないだろう。

 今宮が7500万円増の2億2000万円。内川も5000万円増の4億円で2年契約を結び、FA宣言しなかった明石は4500万円増の1億円で3年契約を結び残留した。一躍、正捕手格となった甲斐が3100万円増の4000万円、上林も2700万円増の3500万円と、若手の底上げもあり、アップは13人にのぼる。

 成績を伸ばせなかった長谷川勇、本多らが複数年契約の途中ということもあり、現状維持も13人。ダウンは4人にすぎず、最大でも吉村の1000万円減(来季年俸4000万円)だった。契約更改した野手の年俸総額はプラス5億2790万円。

 ◆退団・移籍

 年俸4億円の松坂が退団し、中日の入団テストを受けることになった。同5500万円の大隣が戦力外となるなど、退団した投手の年俸総額は実に4億7550万円にのぼる。野手では年俸7600万円の鶴岡がFAで日本ハムへ移籍。斐紹が楽天・西田と交換トレードとなった結果、移籍により野手陣の年俸は7460万円減った。

 これら契約更改の結果と、退団・移籍分、さらに来季のルーキー5人の年俸を総計すると、トータルでは2億4680万円のアップとなる。三笠球団統括本部長は「1軍で活躍してくれた若い選手が多かったのが(近年で日本一となった)14、15年と異なるところ。彼らのアップ率が高くなった。世代交代も進んでいる。来年の日本一に向けて、いい契約更改ができたと思う」と年内の契約状況を総括した。

 今季年俸9000万円の川崎、同3500万円の川島が契約未更改。また、ここでは外国人選手の契約は考慮しておらず、とりわけ日本新54セーブをマークしたサファテへの出来高は大きいだろう。もっとも、現状で日本人年俸総額の推移を見る限り、青天井というわけではなく、意外と(?)堅実な球団経営と言えそうだ。(金額は推定)

=2017/12/27 西日本スポーツ=

今日の西スポ紙面はこちら 西スポプラス

西日本新聞のイチオシ [PR]

ホークス下剋上日本一!西スポ2018アーカイブス

西日本新聞のイチオシ [PR]