ソフトB正捕手バトル 甲斐、高谷、張本、栗原… 極寒筑後で早くも激熱

守備練習に汗を流す甲斐
守備練習に汗を流す甲斐
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練習を終えて記者の質問に答える高谷
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ウオーミングアップをする張本
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練習を終えて引き揚げる栗原
練習を終えて引き揚げる栗原
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 寒波なんて関係ない!  雪がちらつく筑後のファーム施設で11日、甲斐拓也捕手(25)をはじめ、高谷裕亮捕手(36)、栗原陵矢捕手(21)ら「正妻」を狙う面々が偶然集結し、こぞって汗を流した。この日は新人合同自主トレの休養日。悪天候の影響もあり人出が少ない中でも、正捕手の座を懸けた争いは熱気を帯びるばかりだ。春季キャンプを前に、早くも戦いのゴングが鳴らされた。

 ファーム施設がある福岡県筑後地方の最高気温が約3度。列島を覆った寒波の影響で雪もちらついた。この日は、都内で新人研修が開催されたため、新人合同自主トレは休み。前日まで多くの関係者でにぎわった室内練習場は、練習する選手の姿もまばらで閑散とする中、捕手勢が黙々と汗を流した。

 孤独トレを敢行中の甲斐は、人が少ないことをチャンスとばかりに、フィールドをいっぱいに使ってロングティーを実施。昨季、育成出身捕手初のゴールデングラブ賞&ベストナインを獲得しながら「正捕手」を目標に掲げる甲斐に、油断はない。

 トレーニングと並行し、昨季の全試合を見直す作業にも取り組む。「その時に気付かなかったことがたくさんある。本塁打はもっと防げると思うし、ジェスチャーや構えでもっと意思を伝えないといけない」。チーム防御率はリーグトップの3・22ながら、被本塁打はリーグで3番目に多い134本だ。この日も、安定した捕球姿勢を保つための反復練習を行った。

 昨季はチーム最多の80試合に先発し最も正捕手に近い甲斐を意識しつつ、栗原と張本はバットを振り込んだ。昨年12月に東浜とともにハワイで自主トレを実施した栗原は「力強さを増して2月1日からアピールしないといけない」と意気込んだ。2016年に育成から支配下登録された張本は甲斐と同じ「下克上」を虎視眈々(たんたん)と狙う。

 午後になってウエートトレのために姿を見せたのが高谷と谷川原だ。2人は筑後ファーム施設から車で約30分の大牟田延命球場で合同自主トレ中。雪が舞う中での屋外練習を終えて移動してきた。ファーム施設に捕手ばかりが集う光景に高谷は「(ライバル意識は)誰もが持っている」とした上で「今は自分のことに集中して、けがなくキャンプに入りたい」とベテランらしい貫禄を見せた。

 このオフは鶴岡がFAで、斐紹(山下)がトレードで、同リーグ他球団に移籍した。「扇の要」争いは激しさを増すばかり。大寒波でも冷ましきれない熱気が漂っている。 (鎌田真一郎)

=2018/01/12付 西日本スポーツ=

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