ソフトB「和田塾」門下生が1軍殴り込み 4投手そろい踏み

ブルペンに入り投球練習する和田
ブルペンに入り投球練習する和田
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ブルペンで投球練習をする“和田塾の門下生”田中正義
ブルペンで投球練習をする“和田塾の門下生”田中正義
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ブルペンで投球練習をする“和田塾の門下生”笠谷俊介
ブルペンで投球練習をする“和田塾の門下生”笠谷俊介
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ブルブルペンで投球練習をする“和田塾の門ブルペンで投球練習をする“和田塾の門下生”伊藤祐介
ブルブルペンで投球練習をする“和田塾の門ブルペンで投球練習をする“和田塾の門下生”伊藤祐介
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ブルペンで投球練習をする“和田塾の門下生”斎藤誠哉
ブルペンで投球練習をする“和田塾の門下生”斎藤誠哉
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ブルペンで投手の球を受ける九鬼(左)と後輩の投球を見守る和田
ブルペンで投手の球を受ける九鬼(左)と後輩の投球を見守る和田
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 「和田塾」門下生が春季キャンプで強力投手陣に“殴り込み”だ。日米通算131勝の和田毅投手(36)が20日、筑後屋内練習場のブルペンで今年初の投球練習。自主トレをともにする田中正義(23)、笠谷俊介(20)、育成の伊藤祐介(27)、斎藤誠哉(21)の未勝利4投手もそろい踏みした。ハードなトレーニングをした20代の後輩の投球を、和田はくまなくチェック。急成長する“弟子”がキャンプインの2月1日に首脳陣も含めた周囲を驚かせることを予告した。

■未勝利の4投手

 底冷えする筑後のブルペンが一気に熱を帯びた。午前11時前にプレートを踏んだのは和田。加藤ブルペン担当にテンポ良く真っすぐを投げ込み、最後は座ってもらった。「低めに投げたいな、と思って」と17球を投げて切り上げた。

 今年初の投球練習。体幹や臀部(でんぶ)を中心に鍛え抜いており「筋肉痛が取れない」と笑いながらお尻をたたいたが、球は十分に走っていた。のぞき込んだ田中が「投げミスが全然ない」と息をのむほどの完成度。ただ和田の仕事はここからだった。

 自身の直後に伊藤がブルペンへ。数メートル離れた真横から投球フォームを確認し「感じ、いいよ!!」と声を飛ばした。13年にドラフト2位で入団した左腕の伊藤は故障に泣き、1軍登板もなく今は育成枠。その焦りをはねのけるような力感が球にこもっていた。

 育成4年目の左腕斎藤、昨季の自主トレもともにした4年目の笠谷が続けてブルペンへ。和田は捕手の後ろに移って見守った。2年目の田中が捕手を座らせて70球近くを投げ終わるまで付き添う。通算ゼロ勝の4人の投球を見終えると、自分が投げ終わってから1時間が過ぎていた。

 「今日は、ただ投げただけ。昨年もこのくらいに投げていたから」。自分の投球は、まだ立ち上げの段階。むしろキャンプ冒頭からのアピールが求められる“弟子たち”の仕上がりを強調した。「(自主トレ)初めの時期よりかなりいい。2月1日に『オッ』と思ってもらえると思う」。大胆な予告をしてみせた。

 昨季日本一に輝いたホークス投手陣は、先発、救援ともほぼ盤石。下の世代が食い込む余地はないようにも見える。それでも強固な壁を打ち破るだけのパワーを「和田塾」門下生はため込んでいる。「おのおのが高いモチベーションでやってくれている」。目を細める“師匠”。自分の練習、ケアの時間を削ってまで鍛えた“弟子”たちが2月の宮崎を熱くする。 (谷光太郎)

■田中正義、密着指導に「感謝しかない」

 田中が“和田塾長”の密着指導を受けた。約70球を投げたブルペン、トレーニング後のシャドーピッチングを見てもらった2年目右腕は「自分が気を付けないといけないことを、イメージしやすい言葉で教えてくれる。感謝しかないです」と頭を下げた。その後も単独で約1時間のネットスローも行うなど、フォーム固めに余念がなかった。

■笠谷&伊藤&斎藤 3左腕が手応え

 和田と2年連続で自主トレをしている笠谷が「思考力」の成長を口にした。「あれだけ年齢が離れた方が、僕らと同じ動きをしている。追い付くためにどうするか、より考えるようになった」。初めて弟子入りした選手たちも手応え十分。伊藤は「これまでよりも、体重が(踏み込んだ)右足に乗る感覚が強い」とうなずく。斎藤は投球練習中、右打者の内角により強い球を投げるためにプレートを踏む位置を一塁側から三塁側に移すように勧められた。「見てもらえていることがうれしい」と感謝した。

=2018/01/21付 西日本スポーツ=

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