ソフトB「みんな嫌がる」柳田に上林が挑戦、隣で密着フリー

夕日が照り返すスタンドを背に打撃練習に励む上林
夕日が照り返すスタンドを背に打撃練習に励む上林
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 ギータの重圧を力に変える! 上林誠知外野手(22)が、今キャンプで柳田悠岐外野手(29)を密着マークして、右翼のレギュラー獲得につなげる。打撃練習は同じ組に入り、フリー打撃では並んで快音の競演。柳田の強烈な打球に自分を見失うことなく、柵越え本数では上回った。昨季、規定打席に到達した6人の中ではただ一人、レギュラーの指名から漏れた期待の5年目。文句なしの定位置奪取に向けて打力を磨き上げる。

 隣打席のフルスイング男にペースを乱されることはなかった。メイン球場でのフリー打撃。柳田と並んだ上林が次々に快音を響かせた。柳田が「無理。千葉マリン(ZOZOマリン)や」とこぼすほど強烈な逆風が吹き付ける中、柵越え3本で柳田を1本上回った。

 上林「風がやばかったけど、悪くはない。インパクトの強さもあるし、体幹(強化)をやってきたので安定している。(藤本打撃コーチには)軸足をしっかり使えていると言ってもらえた」

 今キャンプのA組野手20人は4人ずつの5組に分かれている。打撃練習はその4人で回り、フリー打撃は2人ずつ並んで実施。藤本コーチが「みんな嫌がる」と説明するように強烈な打球をポンポンと飛ばす柳田と並ぶのを周囲はどうしても敬遠しがちだが、あえて上林はそこに挑んだ。

 室内のマシン打撃でも柳田と交互に打ち、鋭い視線を注いだ。「普段はあまり(隣の打者を)意識しないけど、柳田さんはいずれは超えていかないといけない存在。今のうちから意識してやれるのはいいこと」と前向きだ。近くで打つからには「恥ずかしくないようなバッティングをしないと」と対抗心がある。

 キャンプイン前日に火が付いた。キャンプイン前日には工藤監督が6人のレギュラーを指名したが、右翼は空白。昨季、規定打席に到達した上林も横一線の競争で勝ち取れという意味だ。「甘い言葉よりも厳しいことを言われた方が、自分にとってはいいので」。開幕1軍を目指した昨春のキャンプと気持ちは変わらない。藤本コーチも「候補的にはナンバーワンだが、安心するのではなく競争して伸びていってほしい」と期待を寄せた。

 全体メニューの後も西日を浴びながらロングティー打撃を行った。自主トレで師事する内川の教えと柳田という目の前にある大きな存在。「二人のような結果を残している打者は間の取り方がうまい」。先輩たちの背中を追い、定位置奪取まで駆け抜ける。 (小畑大悟)

=2018/02/04付 西日本スポーツ=

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