ソフトB田中正義、1軍キャンプへ視界良好 「脱力」新フォーム手応え 工藤監督も高評価

ブルペンで投げる田中
ブルペンで投げる田中
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 頭も体も「脱力」に成功! 2年目の田中正義投手(23)が、力みを捨ててA組への「成り上がり」を狙う。第1クールは4日間で3度ブルペン入り。「反動を使わない」という脱力フォームで昨年の第1クールを上回る計230球を投げた。5球団競合で入団してフィーバーを巻き起こした昨春よりも冷静に調整を進めており、6日からの第2クールに予定される打撃投手でさらにアピールする。

 ■フォーク交えて67球

 A組の熱気が残るブルペンで、田中が右腕を振った。第1クール3度目のブルペンで得意のフォークも交えて67球。早々と変化球を織り交ぜた1日の121球、2日の42球と合わせて計230球。「脱力したように見えるかもしれません」という新フォームから威力ある球を投げ込んだ。

 1年前のフォームは余計な力が入り、連動性を欠いた。打者への威圧感はあったものの、動きが硬くなりがちだった。年明けの和田との合同自主トレがきっかけとなった現在のフォームは動きもスムーズ。田中は「反動を使わないように投げている」と説明する。

 昨春の第1クールは5日間で3度ブルペンに入り、直球のみ計197球。今年は1日少ない4日間で230球を投げた。プロの長いシーズンを通して投げられるフォームを追求した成果で「(キャンプ)4日目だから疲れはある」と口にする表情に焦りはない。

 和田に学んだ下半身の重要性が、現在のフォームにつながった。合同自主トレで習った独自のトレーニングは今も個人練習の時間に継続。「去年と比べれば、冷静になれている」。無意識に力が入っていた1年目の昨季と違い、自分の練習が冷静にできている。

 ■「冷静になれている」

 第2クールは7日から投手陣がフリー打撃に登板する。B組投手にとっては、第3クールからのA組昇格の試金石となる。倉野投手統括コーチは「打撃投手の結果だけではなく、今1軍で使いたいと思うか。そして、オフにどうすごしてきたか」と昇格条件を語る。

 第1クールは順調な調整を進めた田中について、工藤監督は「4日間で3日ブルペンで投げたということは、自主トレもしっかりできているということ」と高く評価。1年目の昨季は右肩違和感もあり、1軍登板なしに終わったドラ1右腕がA組へ着々と近づいている。 (鎌田真一郎)

=2018/02/05付 西日本スポーツ=

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