ソフトB松田がチーム1号熱男 今キャンプ最多3万2600人に熱熱サービス 初シート打撃

スタンドに向かって「熱男~」と雄たけびを上げる松田
スタンドに向かって「熱男~」と雄たけびを上げる松田
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 熱男! 熱男!の大サービス! 松田宣浩内野手(34)がシート打撃でチーム第1号を放ち、今キャンプ初の「熱男」パフォーマンスを披露した。6年目左腕の笠原から左翼芝生席へ豪快な一発。観戦した10日の巨人対ホークスのOB戦で両軍の歴史を彩ってきたレジェンドたちの競演に深い感銘を受けた「元気印」が、今キャンプ最多となる3万2600人のファンでにぎわった生目の杜を大いに沸かせた。

 千両役者はファンを喜ばせる“ツボ”を心得ている。シート打撃での2打席目。松田は笠原のスライダーを捉えた瞬間、オーバーフェンスを確信した。打球はサンデーキャンプで特別開放された左翼芝生席へ着弾。四つのベースを回り終えると、まずはバックネット裏席へ「熱男!」と叫んだ。それだけではない。今度は三塁側席に向かって拳を握り締めた。レフトへの安打を放った第1打席に続くシート打撃チーム1号。熱男の出血大サービスだ。

 「打った瞬間だった。たくさんのファンに来てもらって、ホームランを打つことができて、いいものを見せられて良かった」

 ファンの視線を意識した行動の背景には「見る側」に立った前日の貴重な経験があった。練習休日を利用して巨人対ホークスのOB戦を観戦。雨でプレーボールが遅れたが、バックネット裏から野球少年のような目で王貞治球団会長、秋山幸二前監督、小久保裕紀氏、松中信彦氏、城島健司氏らの姿を追った。そこで至った結論が「一流は形が変わらん」-。体のシルエットは変わっても、それぞれが現役時代と変わらないフォームで白球を飛ばした。それを見て沸いたスタンドに、松田はこれ以上ない大きな刺激を受けたという。

 内川、柳田らと形成する強力打線の主役の一人として、レジェンドが築いてきた常勝ホークスの系譜を継ぐ決意を改めて固めた。「飛距離はギータ(柳田)やデスパイネに負けるけど、コンスタントに(スタンドに)入れる確率を上げていきたい」。3年ぶりの30発と自身初の100打点クリアを視野に入れて臨む13年目のシーズン。シート打撃後は特守でユニホームを真っ黒にした。「こんなに来てくださっている中で野球するのは(自分が)成長させていただく一つの要素だと思う。やりがいあるキャンプを送れている」。ファンと一体になった熱き一日。背番号「3」が、この日誰よりも輝いた。 (倉成孝史)

=2018/02/12付 西日本スポーツ=

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