ソフトB育成のあばれる君・野沢 荒れ球右腕が好投 工藤監督からも高評価

パナソニックとの練習試合に登板し、2回2失点の野沢
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パナソニックとの練習試合に登板し、2回2失点の野沢
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練習試合を視察する工藤監督
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 その男、危険につき-。3年目の育成右腕、野沢佑斗投手(20)が支配下登録へ向けて好アピールした。B組練習試合のパナソニック戦(生目第2)に登板。第3クールからA組昇格したが、荒れ球が武器のため実戦形式の登板は現状では“対外試合限定”となっている右腕が、視察した工藤監督からも高評価を得た。

 小気味よく、思い切り腕を振る。4回から3番手で登板。5番の左打者をスライダーで空振り三振、続く右打者を見逃し三振に切ると、最後は一ゴロとサクサクと三者凡退に片付けた。「よかったんじゃない。テンポもいいし、ひかないよね。自分の投球をしようとしている」。B組に足を運び見守った指揮官も、投げっぷりの良さを喜んだ。

 「右(打者)は絶対に抑えられるくらいにならないと」と意気込む右腕は、昨季は2軍戦の42試合に登板して防御率1・02をマークした。「僕に真っすぐはない」と武器とするのはツーシーム。この日も最速142キロを計測したように、ほぼ直球の軌道もあれば、シンカーのように大きく変化することもある。この動く球を、右打者の内角に気後れすることなく投げ込む。

 第2クール中にB組でフリー打撃に登板した際は、右打者の黒瀬に死球を当ててしまった。キャンプ前半のアピールもあり第3クールでA組昇格したが、指揮官は「(主力に)当てちゃまずいと思ってフォームが崩れるのもよくない」。20歳の右腕への“親心”もあり、シート打撃や紅白戦ではなく、現状の登板は対外試合限定となっている。

 2イニング目は連打で2点を奪われたが、1死一、三塁から相手4番を2球連続の内角球でのけぞらせると、最後は外へのツーシームで遊ゴロ併殺に仕留めた。「高低の制球ができずに点を取られたけど、最後だけは自分の投球ができた。今日は100点中10点。でもダメな方の10点じゃなく、元気な方の10点なので!」。コメントにもやや“危険”なにおいが漂うフレッシュな右腕に大注目だ。 (倉成孝史)

 ◆野沢佑斗(のざわ・ゆうと)1997年11月6日生まれ。茨城県出身。軟式野球部に所属していた古河一中2年から投手。「上手投げは他にたくさんいる」との理由で横手投げにした。つくば秀英高3年春の練習試合で19奪三振。育成ドラフト1位で2016年にソフトバンクに入団した。17年はウエスタン・リーグ42試合で2勝1敗1セーブ、防御率1.02。180センチ、68キロ。右投げ左打ち。

=2018/02/16付 西日本スポーツ=

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