ソフトB正義が「当たらん」直球 初登板47球7空振り

B組フリー打撃で打撃投手を務め好投した田中
B組フリー打撃で打撃投手を務め好投した田中
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 A組昇格へ前進! 福岡ソフトバンクの田中正義投手(23)が、今キャンプ初のフリー打撃登板で持ち前の球威をアピールした。若手中心のB組の打者を相手に47球を投げ、安打性の当たりは5本。空振りは7度奪った。右手中指のまめの影響もあり、A組でのフリー打撃登板を2度回避していたが、好調は維持。次回は20日のB組とJX-ENEOSの練習試合(生目第2)に登板予定だ。

 ポテンシャルの高さを改めて証明した。雨中のフリー打撃初登板。田中がゆったりしたフォームから47球を投じた。奪った空振りは7度。その全てが球威のある直球だった。「(バットに)当たらん。ベースの上で速かった」。5球中3球が空振りで、2球がファウルだった育成選手の樋越はお手上げの表情だった。

 打者が分かっていても空振りを奪える直球だけでなく、変化球もカーブ、フォーク、スライダーを1球ずつ投げた。スライダーを見逃した茶谷は「(球種の)予告がなければバットが出ていました。カクンと曲がる。やっぱり5球団競合の1位はすごい」と仰天。安打性の当たりは5本だけだった。

 今キャンプは右手中指にまめができた影響で、A組で予定されていたフリー打撃の登板を2度回避。ややペースダウンしたが、キャンプ序盤から「いい状態は続いている」と認める。右肩痛などに悩まされた昨季とは違い、現在は確かな手応えを感じている。

 「毎日、人生のベストボールを更新していくイメージ。大学時代はたまたまいいボールを投げていたけど、今は自分(の体)をコントロールしながら強いボールが投げられている」

 創価大3年時に、NPB選抜から7者連続三振を奪い注目を浴びたが、振り返れば、強い球が投げられる理由が明確ではなかったという。現在は投球フォームを理論立てて考えられるようになり、この日の投球もすぐに見返して修正ポイントをチェックした。

 報告を受けた工藤監督は「直球が良かったと聞いている。段階は踏んでいる」と一歩前進を認めた。次回は20日のB組とJX-ENEOSの練習試合で1回を投げる予定。倉野投手統括コーチは「次にA組で見たいと思わせてくれるかどうか。オープン戦でふるいにかけるけど、(現時点のA組の)人数は増えてもいい」と門戸は開いている。

 「出遅れているし、楽観視できる状況ではない。ただ、バッターと対戦する段階にはなっている。自分との勝負にならないようにしたい」。A組昇格、その先の開幕ローテーション入りを見据える剛腕は、結果を追い求め「自己ベスト」を更新する。 (鎌田真一郎)

=2018/02/17付 西日本スポーツ=

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