ソフトB千賀、横スラ使える オリのスコアラー悲鳴「絞りづらくなる」

紅白戦に登板し、2回1失点の千賀
紅白戦に登板し、2回1失点の千賀
写真を見る
1回2死一塁、打者・柳田に四球を与え、悔しそうな表情を見せる千賀
1回2死一塁、打者・柳田に四球を与え、悔しそうな表情を見せる千賀
写真を見る
登板を終え、江川(右)とタッチを交わす千賀(中央)
登板を終え、江川(右)とタッチを交わす千賀(中央)
写真を見る

 狙い打ちはさせん! 開幕投手有力候補の千賀滉大投手(25)が、初登板の紅白戦で習得中の「横スライダー」に手応えを得た。白組先発で2回を投げ、新型スライダーで西田、城所から三振を奪った。開幕カードで当たるオリックスのスコアラーも「曲がり球が増えると絞りづらくなる」と悲鳴。球団のスピードガンで最速154キロをマークした右腕が、昨年からさらに進化した姿を見せつけた。

 スコアボードに150キロ台の数字が表示されるたびに、満員のスタンドからどよめきが起きた。ただ、右腕がマウンドでうなずいたのは、先頭西田を打ち取った瞬間だった。決め球は外に滑っていくスライダー。剛球を見せられていた西田のバットが空を切った。

 工藤監督も「仕上がりが早い感じ」と目を見張る投球。3月の強化試合で侍ジャパンにも選出されている右腕は、昨年の最多勝の東浜、左肩の違和感で調整が遅れている和田と開幕投手の座を争う。3月30日にその晴れ舞台の相手となるオリックスの吉田スコアラーは「この時期で154キロというのもすごいし、スライダーもあると見極めが余計にできなくなる」と頭を抱えた。

 千賀の狙いはまさにそこにある。決め球は「お化け」と称されるフォーク。ただ、打者が直球との2択で決め打ちしてくる場面があったのも事実だ。「そっちかい!と思わせるボールが一つでも増えればいい。西田さんや城所さんに投げたボールなら試合でも使える」と手応えを口にした。

 今はまだ試験段階。初回2死一、二塁で吉村を追い込んだ後に投げたボールは抜け球になり、左前への適時打とされた。「ブルペンで(練習中)も『抜けたらああなるな』と思っていた」と反省も欠かさない。猛牛だけでなく、一層すごみを増した姿で各球団を悩ませることになりそうだ。 (鎌田真一郎)

=2018/02/19付 西日本スポーツ=

今日の西スポ紙面はこちら 西スポプラス

西日本新聞のイチオシ [PR]

ホークス下剋上日本一!西スポ2018アーカイブス

西日本新聞のイチオシ [PR]