ソフトBが新兵器テスト AIで動作解析 27、28日練習試合で

「キナトラックス」用の撮影機材を点検する担当者
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 福岡ソフトバンクが今春初の対外試合となる27日ロッテ、28日楽天との練習試合で、モーションキャプチャー「キナトラックス」をテストすることが明らかになった。高速度カメラ8台で撮影した投手の映像を、AI(人工知能)が認識して投球動作を解析するもので、導入すればNPB初となる。23日は宮崎市の生目の杜運動公園メイン球場アイビースタジアムで、機材の設置作業が行われた。

 8台のカメラは内野席最上段で等間隔に並び、望遠レンズで投手にフォーカス。秒間300コマ撮影する。スポーツ選手のモーションキャプチャーは従来、体の各部に測定用の「マーカー」を着けて撮影するものだったが、キナトラックスはカメラ8台の映像をAIが自動認識し、各関節の位置関係を3次元モデル化。マーカーがない状態で、実戦でのデータ収集が可能だ。

 好不調時、故障前後や、試合中の疲労度によるフォーム変化などの検証に役立てられる。MLBでは2015年から導入する球団が出てきたが、16年ワールドシリーズ覇者のカブスや、レイズなどまだ3球団。NPBでの導入例はない。

 現役引退後に筑波大大学院でスポーツ医学を学んだ工藤監督も興味津々の分野だ。「選手に伝えることの根拠は僕たち指導者の経験や見方もあるし、そこにデータや数値で説得力を持たせられる。データをどう生かすかが大事」と話す。

 近年は軍事レーダー技術を応用した弾道測定器「トラックマン」の普及が進んだ。キナトラックスは機材一式で約2500万円、運用にも年間で同等のコストがかかるという。ソフトバンクが国内他球団に先駆け導入するか注目される。

=2018/02/24付 西日本スポーツ=

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