ソフトB柳田トリプル3再び 15年型グリップ シャープなスイング追求

打撃練習する柳田
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「15年打法」への回帰を明かした柳田
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 トリプルスリーグリップ解禁! 福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(29)が、3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーを達成した「2015年打法」への回帰を明かした。右手小指をグリップエンドにかけないスタイルでシャープなスイングを追求する。体調面の不安もなく、3年ぶりのキャンプA組スタートで調整は順調。現状に満足せず16、17年シーズンの自分を追い抜き、3年前のまばゆいばかりの輝きを取り戻す。

 飽くなき向上心が「変化」を求めていた。新シーズンに挑む柳田は一つの決断を下した。16年、17年とグリップエンドに右手小指をかけていたが、3年前のように指をかけずにバットを握っている。理由は明確だった。「同じことをしていても打てないから」。3割30本と一流の成績を残した昨季とも決別し、トリプルスリーを達成した「15年打法」に回帰する。

 以前のようにグリップエンドに指をかけることは、バットを目いっぱい長く持ち、遠心力を最大限に使える。その分、飛距離も伸びるが、鋭く振り抜くことに視点を変えた。「飛距離ではない。シャープに振れるように」。大きくより鋭く-。柳田のパワーなら十分にスタンドまで届き、確率も上がることが十分に予想できる。

 プロ入り前からグリップエンドに指をかけない握りを続けていたが、16年からは指をかけていたという。自主トレで試行錯誤するうちに15年型への回帰を決断。「調子もその日によって違うけど、今の段階はそっちをやっておこう」とキャンプでも指をかけない握りで打撃練習を繰り返す。

 この姿に藤本打撃コーチは「強さを求めているんだと思う。向上心があるので上を目指して試行錯誤しながらいいものを見つけようとしている」と大きくうなずいた。グリップだけでなく通常より足幅を広げたり、メジャーの映像で低めの打ち方を研究したりと現状にとどまることはない。時間を見つけては、球をつるして、よりバックスピンを意識する新兵器の「つりティー」にも挑戦している。

 体調面の不安がないことが試行錯誤を可能にする。昨年、一昨年のキャンプは右肘の不安からB組スタートだったが、今年は3年ぶりのA組発進。1月のグアム、広島と続いた自主トレから打ち込み量を増やしており、万全の調整が進んでいる。藤本コーチも「余裕を持ってキャンプに入っている。よく打っている」と納得顔だ。

 キャンプもきょう24日から最終クールに突入し、3月3、4日には3年ぶりに侍ジャパンの一員として強化試合に臨む。トリプルスリーに輝いた15年のスタイルで日本球界を再び席巻する。 (小畑大悟)

=2018/02/24付 西日本スポーツ=

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