ソフトB右翼争い激化 本命・上林が侍合流で…工藤監督は「空白」強調

8回1死一塁、右前打を放つ福田
8回1死一塁、右前打を放つ福田
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8回2死一、二塁、先制打を放つ釜元
8回2死一、二塁、先制打を放つ釜元
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8回2死一、二塁、適時打を放つ吉村
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8回2死一、二塁、遊撃内野安打を放つ城所
8回2死一、二塁、遊撃内野安打を放つ城所
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 侍居ぬ間に右翼を奪う! ホークスの外野争いが、一気に激化した。楽天との練習試合で福田秀平外野手(29)ら途中出場した4人がそろって安打をマーク。正右翼手最有力の上林誠知外野手(22)が侍ジャパン強化試合出場のため、2打席で球場を離れた中、他の候補がアピールに成功した。工藤公康監督(54)は右翼が「レギュラー空白区」であることを改めて強調。3月1日以降の対外試合3試合は上林が不在なだけに、争いはさらにヒートアップしそうだ。

■8回アピール競演

 小雨がぱらつき、肌寒さもあったスタジアムが、試合中盤から一気に熱くなった。6回。前の回の守備から出場した福田が四球で出塁すると、続く黒瀬の2球目にすかさず二盗を成功させた。8回1死一塁の2打席目には鋭い右前打。右翼を争う上林らが試合途中で球場を離れた中、「俺を見てくれ」と言わんばかりにアピールした。

 「ヒットも出たけど、その前の四球と盗塁はいいものを出せた。レギュラーは決まっていないので、どんどんアピールしたい」。鼻息が荒いのは、福田だけではない。7回に代走で出場したB組の釜元も俊足を生かして二盗に成功。8回の攻撃では、この2人に吉村、城所も加わった4選手の「アピールタイム」で打線が活性化した。

 福田の右前打などでできた2死一、二塁で釜元が左前へ先制打を放つと、ベテラン吉村も中前への鋭いタイムリーで続く。さらに城所は、自慢の俊足を飛ばして遊撃内野安打。16年目の吉村が「評価は周囲がすること。とにかく自分の状態を良くするだけ」と言えば、15年目の城所も「みんな必死なんで。必死にやるだけ」と、若手のように目をぎらつかせる。

■今季対外試合初星

 この集中打もあって今季対外試合初勝利。工藤監督は白星以上に外野陣の活躍を喜んだ。「途中出場でも、しっかりアピールしてくれると使いたくなる。打撃だけじゃなく彼らの守備や走塁も、うちにとっては武器」。キャンプイン前日には捕手、二塁とともに右翼が「レギュラー空白区」であることを全選手に伝えた指揮官は、改めて「上林君より、福田君や城所君らの方が打てば、使います」と強調した。

 正右翼手最有力の上林は日本代表の強化試合に出場するため、3月1日の韓国・斗山との練習試合と同3日からの阪神とのオープン戦2連戦に不在。村松外野守備走塁コーチは「(他の候補は)しっかり結果を残してほしい」とさらなる競争激化を期待する。侍でさえうかうかできない状況が、連続日本一への推進力となる。 (倉成孝史)

=2018/03/01付 西日本スポーツ=

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